大洗町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)を製作する
バンダイビジュアル(本社東京都品川区)が、サッカーJ2の水戸ホーリーホックと
来季のスポンサー契約を結ぶことが、30日までに分かった。正式発表は来年になる見通し。
グラウンド上の看板やホームページへの広告掲載を行うほか、スタジアムでのイベントも企画していくという。
水戸は観客動員増が課題の一つとなっているだけに、アニメファンも取り込む「援護射撃」となりそうだ。
ガルパンは架空の高校「大洗女子学園」の生徒らが、自ら戦車を操縦する「戦車道」で
日本一を目指すというストーリー。戦車の緻密な描写や、大洗の街を舞台にした市街戦などが話題となった。
今年に入り、ガルパンファンの水戸サポーターが、水戸のユニホームを着用したガルパンキャラのフィギュアを作製。
関係者を通じてクラブに届けた。水戸の沼田邦郎社長らスタッフが作品を視聴したところ、
限られた戦力で強豪校に立ち向かう主人公らの姿に、予算規模がJリーグ40クラブ中40番目という
水戸の姿が重なり、ガルパン関係者らと意気投合したという。
11月10日の東京ヴェルディ戦では、大洗町などで市販されている「大洗女子学園」の校章などを
持参すれば入場無料となるコラボイベントも開かれた。
スポンサー契約について、沼田社長は「本当にありがたい話。今季のチームスローガンはくしくも『みち』で、
サッカー道を極めるという目標を立てており、戦車道と相通じるものがある。
今後はガルパンとホーリーホックの双方をより知っていただき、茨城を盛り上げていきたい」と話している。
ガルパンは昨年10月から12月にかけての放送終了後も人気は衰えず、アニメの舞台の大洗を訪れるファンが続出。
出演声優らが参加した11月の「大洗あんこう祭」は過去最高となる約10万人(例年は3万?4万人)の人出でにぎわった。
現在、オリジナルビデオアニメと劇場版の製作が進行している。
ソース:茨城新聞
http://ibarakinews.jp/news/news.php?f_jun=13858218609977