「今は分刻みのスケジュールで、ほとんど休みがない状態のようです。
ドラマや映画の撮影の間に少しでも時間があると、歌舞伎の稽古をしてるそうです」(テレビ局関係者)
俳優業だけでなく、歌舞伎役者・九代目市川中車としても活躍する香川照之。
今年は『半沢直樹』(TBS系)で一大ムーブメントを巻き起こしたことで、
さらに映画やドラマのオファーが殺到したという。
「基本的には来た仕事は断らないようですが、ここのところはあまりにも仕事量が多すぎて、
さすがに選別してるようですけどね」(同)
そんな香川と先日ロケで一緒になったテレビ局関係者によると、かなり疲弊した様子だったという。
「来年のTBSとWOWOWの合作ドラマ『MOZU』の撮影で北九州に行ったのですが、
今月末から京都の南座で吉例顔見世興行があることをとても気にしてました。
『興行は1カ月あるのに稽古が足りない』と、こぼしてました。少しでも時間があれば、大きな鏡が
ある部屋を借りたりして稽古してましたよ。他の現場でも、地方ロケで1日でも空きができると、
東京に戻って稽古してるみたいですよ。それで疲れてたのか、スタッフが甘いものを差し入れしたら
『ホント助かる』って泣きそうな顔で喜んでました」
演技派の香川でさえ、やはり歌舞伎の世界というのは別物なのだろうか?
「実際のところ、歌舞伎界には香川さんの襲名を快く思っていない人もいるみたいで、
イジメともとれるような細かい邪魔が入ってるそうですよ。『ドラマと二足のワラジを履くなんて』
と陰口を叩く人もいるそうです。だから、香川さんもそれに負けないように、稽古をしっかりして
本番に挑んでるんだそうです」(歌舞伎関係者)
旧態依然の歌舞伎界に“倍返し”なるか――。
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