【女子サッカー/ポスト澤】三宅史織(18)は次世代なでしこリーダー候補!ac福島監督「この年齢のレベルを遥かに超えた心技体を持っている」

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次の「澤穂希」は18歳? 次世代なでしこリーダー候補

 五輪でメダルが期待される競技のひとつ、女子サッカー。次世代のなでしこを担う選手を追った。

 なでしこに2020年のリーダー候補が現れた。JFAアカデミー福島の
三宅史織(18)。ユース世代から日の丸をつけたが、9月に行われた
親善試合ではなでしこジャパンに飛び級で初招集された。
ナイジェリア戦に初先発。センターバックとして2−0の完封勝利に貢献した。
 力強い守備もさることながら、正確で速い縦パスを何度も通しスタンドを
沸かせた。先制点も三宅の速く長いパスから。最後に大儀見優季が
ゴールを決めるとようやく緊張がほぐれた。

「あんなに緊張したのは初めて。キックオフから10分くらいは何も覚えてないんです」

 何しろ一緒にプレーするのは澤穂希、宮間あや、川澄奈穂美という世界を
制した顔ぶれ。硬くなるのも当然だが、特別指定選手としてともにプレーする
INAC神戸の近賀ゆかり(29)から手厚いサポートを受けていた。

「緊張してるの? INACの選手がこんなにたくさんいるんだから大丈夫だよ。
思い切り声を出さないと伝えきれないよ!」

 最終ラインを統率するセンターバックはコーチングが必須。声で他の
ディフェンダーをリードしなくてはならないが、「判断を間違ったらどうしよう」
とミスを恐れてしまうと、頭の中のアイデアが声にならない。

「最初は怖かったけど、近賀さんにアドバイスされて開き直れた。もう間違ってもいいから声を出そうって」

 恐怖と闘い、勇気を振り絞った90分間だった。35歳の澤の後を継ぐ
リーダーシップを持つ。JFAアカデミー福島で指導する監督の
樋渡群(35)から、高校2年で高校生チームのキャプテンに抜擢された。

「この年齢のレベルをはるかに超えた心技体を持っている。あとは経験を積んで澤さん
に追いつくような危険察知能力を身につければ、間違いなくリーダーになれる」(樋渡)

(>>2に続く)
AERA
http://dot.asahi.com/aera/2013111400060.html

参考画像:ヒロインインタビューで笑顔を見せる三宅史織=長野県松本市のアルウィン
http://www.sanspo.com/soccer/images/20130805/dom13080505020000-p1.jpg