【グラニュース】人件費5億円削減…主力大量放出へ 2013年11月13日 紙面から
名古屋グランパスが人件費5億円削減を目標として来季の
選手編成を行い、今季までの主力選手を大量放出する方針を固めた。
今年からJリーグが導入したクラブライセンス制度では、
12年から3年連続赤字となるクラブのリーグ参加資格が剥奪される。
2012年の赤字が2億5700万円、13年も同程度以上の赤字が
見込まれているグランパスは、14年も赤字の場合はJ2降格処分となる
可能性があり、これをクリアするため大幅な人件費削減に着手した。
公表されている12年のチーム人件費は約20億円で、13年も同程度。
14年はこれを約4分の3に縮小する。すでにストイコビッチ監督と
ジュロヴスキーコーチの退任によって大きく削減し、この日までに
DFダニエルの契約満了での退団も決定した。さらに10年のJリーグ優勝、
11年の2位と結果を出した一方で、高年俸が負担となっている
主力選手を中心に大なたが振るわれることになる。
もちろん、チームに残留する選手にとっても大幅減俸の免れない
厳しい冬となる。2桁順位に低迷している今季の成績のほか、
平均観客動員も昨年比約2000人減となり、福島副社長は
「チームの低迷とリンクして入場料収入が減り、今年も厳しい数字となる」
と明かした。
中日スポーツ
http://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/grampus/news/201311/CK2013111302000089.html