J2・G大阪が3日の熊本戦(39節)を4―0で快勝。3試合を残してJ1自動昇格となる「2位以内」を確定させた。
現日本代表主軸のMF遠藤保仁(33)、DF今野泰幸(30)を擁して1年でのJ1昇格に驚きはない。
サプライズは、負けなしで復帰の可能性もあるといわれながら、昇格決定までに黒星5、引き分け11(勝利数23)を数えたことである。
「それもこれもG大阪の屋台骨を支える遠藤と今野が疲弊していたからです」と某サッカー記者。
「J2・42節はJ1・34節よりも長丁場。
加えて技術レベルが低い分、運動量とフィジカルが幅をきかせ、遠藤がムチャ走りを強いられたり、今野が執拗なアタックを受けたり、
これに日本代表の日程が加わって疲労困憊(こんぱい)、満身創痍(そうい)だった。
下位とのカードは遠藤、今野抜きでも問題ないが、ホームではチケットの売れ行きにも関わってくるので
日本代表の試合や合宿などを理由に数試合ほど欠場しただけ。
2人はG大阪でも代表でも今年のパフォーマンスはガタ落ち。明らかな“勤続”疲労です」(前出の記者)
遠藤は先月6日の栃木戦の悪質ファウルで痛めた左足首が完治しておらず、熊本戦も負担のかかる主戦場・ボランチではなく、
FWに近いポジションから守備免除でプレー。90分を通しての出来栄えはいまひとつだった。
「来季はJ1に戻り、遠藤も自分のペースを守りながらプレーできるハズだが、
慢性腰痛を抱える今野と一緒にJ2で過ごした1年でたまった疲労と長引くケガが、7カ月後に迫ったブラジルW杯本大会までに
癒える保証はない」(放送関係者)
今年のJ2暮らしで遠藤、今野がW杯メンバーから外れる可能性は、決して低くはない――。
日刊ゲンダイ 2013年11月06日10時26分
http://news.livedoor.com/article/detail/8225438/