社会現象を巻き起こした「あまちゃん」。今や日本中で主演の能年玲奈(20)を知らない人はいないだろう。
そんな彼女の「脱あまちゃん」第1弾となる作品に注目が集まっている。
今週、複数のメディアが報じたのが、少女マンガ「ホットロード」の実写映画化。
能年はヒロイン役を務めるという。「ホットロード」は85〜87年に「別冊マーガレット」(集英社)で連載された紡木たくの代表作。
14歳の主人公・宮市和希は母親と2人暮らし。
離婚協議中の男と不倫を続ける母を見て「誰からも必要とされていない」と感じた和希は非行に走る。
万引で補導されたことがきっかけで不良少女に誘われ暴走族に入り、仲間の春山洋志にひかれていく――。
単行本は700万部の大ヒット。当時からドラマ化、映画化、アニメ化のオファーが殺到するも、原作者が首を縦に振らなかった。
原作にはヒロインが自ら髪の毛を金色にしたり、コンパスの針で腕に入れ墨を彫るシーンも。
天真爛漫(てんしんらんまん)な能年からは想像もつかない「じぇじぇじぇ」な内容だ。
恋人の春山役は嵐の二宮和也(30)が有力だという。
アイドル評論家の北川昌弘氏はこう話す。
「『あまちゃん』はありのままの姿でやれただろうけど、それだけじゃないという成長を見せるにはいい役かも。
主演映画で、相手がジャニーズならそこそこ客も入るし、安全。
一番リスキーなのは恋愛ものの連ドラです。
ただ、私はどうしてもイメージを変えなきゃいけないという必要性は感じない。
年末は紅白に出るだろうし、当面は『あまちゃん』で引っ張った方がいい。
一番無難なのは『リーガルハイ』の特別ゲストに出るか、
来年放送される『鍵のかかった部屋SP』にレギュラー放送で演じた秘書役をまたやるか……。
イメチェンは焦らずに徐々に、でいいと思いますが」
来月にも撮影が始まり、公開は来年夏。スタッフは三木孝浩監督、脚本は吉田智子の「僕等がいた」(2012年公開)コンビ。
コケようのないお膳立てが整った。
金髪ヤンキーに大変身という能年の“じぇじぇじぇ”なイメチェン、吉と出るか凶と出るか。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131017-00000018-nkgendai-ent