【サッカー】日本人に世界で通用するFWはいない セルビア人記者が見た日本代表戦[13/10/13]

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3落花流水ρ ★
>>2のつづき。

 ザッケローニ監督は、数人のFWを招集しては試すことを繰り返しているが、そろそろその考えを放棄するべきである。
日本人には世界で通用するFWはいないのだ。ならば、いい加減にお試し期間を終了させて、1人か2人のFWを辛抱
強く使い続ける方が得策である。そういった中でFWとの連携が強化され、選手たちに自信が芽生え、チーム全体で
得点を奪えるようになる。現時点で柿谷曜一朗がFWの第一候補であるならば、今後もプレーさせなければいけない。

日本の持つポテンシャルで再び世界を驚かせるか?

 日本人は謙虚かつ高慢である。W杯出場が悲願から現実へと変わるやいなや、彼らはベスト4やそれ以上の結果を
求めるようになった。目標達成のためには、自身に敢えて厳しい課題を課す方法は知られている。だから高望みすること
は大いに結構だ。

 ただ、本当にW杯でベスト4以上を狙えるチームなのか。セルビア戦を振り返ると、現時点では「肉でも魚でもない」
(どっちつかず)と言わざるを得ない。今回の試合に苦戦しているようなら、どちらかといえば否定的な意味合いの方が
強いだろう。

 6月に行われたコンフェデレーションズカップのブラジル戦後、ザッケローニ監督は「(チームは)50パーセントしかポテン
シャルを出していない」と興味深い発言をした。もしこの言葉を信じるなら、つまりW杯までの残り期間で最大限の力を
発揮できるなら、日本代表は十分にベスト4以上を狙えるチームになるだろう。もしかしたらこのような期待感を寄せる
私は愚かかもしれない。なぜなら、他の外国人記者は日本のW杯での目標を聞くと非現実的だと鼻で笑っているからだ。

 ただ、私は2010年のW杯・南アフリカ大会で見せた驚きを今でも鮮明に覚えている。日本代表が前回大会同様に
世界を驚かす国であっていい。彼らの秘めたるポテンシャルは、ザッケローニ監督同様、私も否定しない。<了>