http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131010-00000037-dal-base 画像
http://amd.c.yimg.jp/amd/20131010-00000037-dal-000-2-view.jpg 「ローソン」といえば、誰もがあの水色の看板を思い浮かべるだろう。だが、国内と海外を合わせ、
1万1578店舗(2月末現在)の中に、2店舗だけ「赤いローソン」が存在するのをご存じだろうか。
それは広島東洋カープのお膝元、マツダスタジアムの近辺にある。球場に隣接する「南蟹屋二丁目店」と、
JR広島駅からスタジアムへ向かう線路沿いの道「カープロード」の途中にある「広島東荒神町店」だ。
いずれもマツダスタジアムの開場から1年後の2010年にオープンし、同年7月にカープのチームカラーである
赤色に染められた。この2店が、カープのCS進出を受けて客足を伸ばしているという。
常に市民球団として愛されてきたカープの存在を象徴するかのような、この「赤ローソン」。(株)ローソン
(本社・東京都品川区)広報担当の竹元裕貴氏によると、「赤ローソン」の誕生は、地域密着を重視し、
とりわけ球場近くの店舗では特色を出したいと考えた本社の指示によるものだという。球団との
コラボレーションでグッズなどを販売する店舗はあっても、店の色まで変えてしまったのは、12球団の
本拠地でも広島だけだ。実際、店内には通常の商品の他、メガホンやユニホームなどカープの
応援グッズがズラリと並び、見事な「赤」ぶり。グッズはいずれも入店してすぐ目に付く、入り口付近の
“特等席”で存在感を放っている。
取材当日も店内はごった返していた。買い物を終え、カープ応援グッズでいっぱいになったビニール袋を
片手に出てきた30代の男性客に話を聞いてみた。「CS2戦目のチケットが取れたんで、応援に行きます。
うまくいけば、その日で決まるかも」と決戦の地、甲子園に乗り込むのだという。また、カップルは
「赤ローソン」をバックに記念撮影をしていた。東京から旅行で来たという20代男性は「テレビで見て
赤ローソンの存在を知った。全国でもここしかないので、広島に来たら外せない場所です」と、ちょっとした
観光スポットになっていた。