13/9/8 16:53
[9.8 天皇杯2回戦 名古屋0-2長野パルセイロ 名古屋港]
“ジャイアント・キリング”と言われる番狂わせが今年も起きた。
J1の名古屋グランパスと対戦したJFLの長野パルセイロが、前半に奪った2得点を守り抜き、2-0で勝利した。
JFLで現在2位と優勝争いを繰り広げる曲者チームが下剋上を成し遂げた。
先制点の場面は前半13分、長野はPA手前でボールを繋ぐと、最後はFW佐藤悠希が右足でゴールネットを揺らす。
同41分にはFW青木翔大のクロスを走り込んだMF有永一生が合わせる。
シュートはGK楢崎正剛に防がれたが、跳ね返りを頭で押し込み、2点のリードを奪うことに成功した。
たまらず名古屋も後半からFW玉田圭司、MF小川佳純を投入し、攻撃に厚みを加えて得点を奪いに行く。
だが後半13分にはDF石櫃洋祐がレッドカードを受け退場してしまうなど、最後まで歯車はかみ合わなかった。
前日会見でストイコビッチ監督も「簡単なゲームにはならない」と警戒を強めていたが、まんまと相手の術中にはまってしまった。
長野は11年シーズンよりJFLに参戦している新興クラブ。だが参入初年度、昨季と2年連続で2位に入るなど、実力派のチームだ。
さらに今季より前徳島ヴォルティス監督の美濃部直彦氏を指揮官として迎え入れ、
来季より導入される『J3』参入を目指し、チーム強化を図っている。
勢いに乗った長野はどこまで進めるか。
10月13日および14日に予定されている3回戦では、J2のギラヴァンツ北九州と対戦する。
http://web.gekisaka.jp/402613_124894_fl