永作博美が主演を務める映画『四十九日のレシピ』が、来月開催される
第37回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に
正式出品されることが決定した。
本作は、母が亡くなりそれぞれに心の傷を抱えながらも、四十九日までの日々を
過ごす間に再生の道を歩み始める家族の姿を描いたドラマ。主人公・百合子を
永作が、その父親を石橋蓮司が演じるほか、二階堂ふみ、岡田将生、原田泰造らが脇を固める。
今回出品が決定したモントリオール世界映画祭は、カナダ最古の映画祭の一つ。
2006年に奥田瑛二監督の『長い散歩』、2008年に滝田洋二郎監督の『おくりびと』が
グランプリを受賞したことでも話題になった。世界の注目すべき映画に焦点を絞った
フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門には今年、本作のほか綾野剛主演の
『シャニダールの花』や山田孝之主演の『凶悪』も出品が決まっている。
トロント国際映画祭に出品された『ふがいない僕は空を見た』に続き、
2年連続での海外映画祭出品となったタナダユキ監督は、「会えない人を
思いながらも、何とか前に進もうとする人々を繊細に演じてくれた俳優陣の
演技が国際映画祭でお披露目されることをうれしく思います」と喜びをコメント。
日本古来から伝わる“四十九日”という文化を、海外の人々が
どのように受け止めるのかにも注目だ。(編集部・中山雄一朗)
映画『四十九日のレシピ』は11月9日より全国公開
ソース:シネマトゥデイ
http://www.cinematoday.jp/page/N0054896 画像:映画『四十九日のレシピ』ポスター
http://s.cinematoday.jp/res/N0/05/48/v1374210122/N0054896_l.jpg