■ ダウンタウンが面白くなくなった?
なぜ突然こういう展開になったかというと、最近、ふとグーグルで“ダウンタウン 面白くなくなった”と無意識のうちに
検索してしまうことが多くなったからだ。実際に、検索するといかにダウンタウンが面白くなくなったか、松本さんが
面白くないかの書き込みで検索エンジンはもはやパンク寸前である。
私が高校のとき、ダウンタウンは関西の男子高校生の神であり、笑いをとれることがかっこいいとみなされる間違った関西の
文化圏では、どのような不良でも尊敬するくらい、ダウンタウンは人気があった。あの独特のしゃべり口はダウンタウン
だからこそ面白いのに、勘違いした大量の関西のお兄さんが、そのしゃべり方をまねては滑りまくるといった惨劇を繰り
返していたものである(ちなみに私は別に大ファンというわけではなく、爆笑ブーイングという2流、3流の若手芸人の深夜の
ネタ見せ番組のファンであった)。
さて、これほど面白かった、確かに私もよく爆笑した記憶のあるダウンタウンが、なぜ“つまらなくなった”のかについて
分析していきたいと思う。
■ 面白くなくなった芸人たち――視聴者側の需要変化
語弊を恐れずに言えば、昔はタモリも面白く、さんまも面白く(さんまは今でも面白いが)、ビートたけしさんも面白かった。
ちなみにドリフターズの志村さんとかは、私は幼少期、祖母と一緒によく笑っていたが、物心つくと全然、面白くなくなり、
繰り返される「ダッフンダ」には怒りすら感じるようになった。
(中略)
この世代ごとの笑いのツボや感覚の変遷に加え、視聴者も同じ笑いに飽きてしまう。いくら面白くても同じネタを見て
10回以上笑える人はいないわけで、人気芸人になればなるほど、毎日、朝から晩まで笑わせなければならないため、笑いの
アウトプットにインプットが追いつかない。しかも今ではYoutubeで面白いネタが何度も再生されるだけに、同じネタや
ジョークの賞味期限が短くなっている。準備して、笑いを作り込んでいくタイプの芸人には難しい時代と言えよう。
○全文はこちらで(
>>2に続く)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130717-00015582-toyo-bus_all