「都議選出馬」嶋大輔氏は“お邪魔虫” 2013年05月31日 11時00分
今夏の参院選で自民党からの公認が見送りとなった元俳優の嶋大輔氏(49)が急きょ、東京都議選(6月14日告示、
23日投開票)に出馬することが、本紙の取材で判明した。告示直前の“後だしジャンケン”となるため、
またもや波紋が広がりそうだ。
「男の勲章」のヒット曲がある嶋氏は4月、芸能界を引退し、政治家転身を表明。当初は参院選の比例代表で
自民党からの出馬で調整を進めていたが、党内で反対の声が噴出し公認を見送られた。それでもあきらめることなく
“チーム嶋”を結成。フェイスブックでは「政界 嶋は新しいステージへ 男の約束」と題し、支援者集めに奔走した。
実は参院選見送り時に自民党から国政ではなく、地方選への出馬を薦められた。芸能界引退まで表明し、後がない
嶋氏は照準を切り替え、都議選の江東区選挙区からの出馬が内定し、近く発表される見通しだ。
ただ、都議選でも“嶋アレルギー”は起きている。「江東区は定数4に自民党、公明党から現職1人ずつが立候補予定です。
組織のない嶋氏は無党派層に訴え、現職とそれほど競合しないとはいえ一部の票は食い合う。江東区を地盤に政治活動を
していたわけでもなく、今さら何だという話になっていますよ」(自民党関係者)
告示まで2週間あまり。すでにどの選挙区も候補者の調整が済んでいる。嶋氏が割って入るのだから抵抗が起きるのは
当然だ。都連幹部は本紙に「(嶋氏擁立の)話は聞いている」と認めたうえで「都連側が(擁立を)押し付けるのではなく、
地元支部が了承すれば公認する話。地元が了承しないのに嶋氏が出たいとなれば無所属になるのでは」と、地元との間に
波風を起こさないように腐心している。すっかり“お邪魔虫”となってしまった嶋氏は「男の約束」を果たせるのか。
東スポweb
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