【イングランド】プレミアリーグ選手の6割が引退後に自己破産?
サッカーの元プロ選手を支援する慈善団体Xプロの調査によると、
元プレミアリーグ選手のおよそ5人に3人が引退後5年以内に自己破産していることが明らかになった。
現役時代に平均週給3万ポンド(約420万円)を稼いでいた選手が、豪遊生活の果てに、税金未払い、
投資失敗、賭博、離婚慰謝料などの影響で巨額の出費が嵩(かさ)み、破産に至るという。
財政難に苦しむ約3万人の元プロ選手の援助活動を行なっているXプロの代表取締役ジェフ・スコット氏は、
「ファンは信じられないかもしれないが、それが事実だ。ほとんどの選手が給与を残さず使い、税金も払っていない」
と明かしている。
これを受けてプロ選手協会(PFA)会長のゴードン・テイラー氏はBBCに対し、
「実際の破産者数は(6割でなく)1割か2割程度だ」と述べたうえで、
「選手たちには貯金をして引退後の人生設計を建てるよう促している」としている。
近年、放映権やスポンサー収益の高騰に伴い、選手たちの給与も右肩上がりとなっているが、
引退した選手だけでなく、現役選手たちの素行の悪さも目立つ。
PFAは選手の交通事故や違反が増加していることから、選手に無償で運転講習を提供することを発表した。
だがその直後に、マンチェスター・シティの問題児FWカルロス・テベスが免停中の運転で検挙されており、
問題改善にはまだ時間がかかりそうだ。
sportiva.shueisha
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