【野球】侍ジャパン逆転勝利も打線に不安…せいぜい2Aクラス、“トラック運転手”もいる豪州に苦戦=WBC壮行試合

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1五十京φ ★
WBCで3連覇を目指す侍ジャパンは23日、壮行試合・豪州戦(京セラドーム)を行い、8回に相川(ヤクルト)が放った起死回生の3ランで逆転した。
ただ7回まで1安打と豪州代表の投手陣に侍打線のバットが空回り。京セラドームに何度もタメ息が響き渡った。

相手の先発は元阪神のオクスプリング。
現在は豪州リーグのパトリオッツに在籍し、峠はとうに越えているはずのベテラン右腕を侍打線は、まったくとらえることができなかった。
テークバックの小さい独特のフォームから繰り出す多種多彩の変化球に大苦戦。2点を追う展開となった序盤から厳しい戦いを強いられた。

5回先頭の松田が4番手の左腕ブライトから初球ストレートを中前へ弾き返し、ようやくチーム初安打。
続く長野の併殺崩れ、鳥谷の死球によって一死一、二塁としたが、坂本と阿部がアッサリと打ち取られて突破口すら見い出せなかった。

特に得点圏へ走者を進めながら4番・阿部が平凡な二ゴロに倒れてしまったのは、貧打にあえぐ侍ジャパンにとって暗い材料だ。
この日は正捕手としてマスクを被った守備においてもパスボールや暴投を誘発するなど「らしくない」ミスを連発。攻守に渡って精彩を欠いた。
チームの主将、そして精神的支柱であるはずの阿部が今後も低空飛行を続ければ、侍ジャパンに深刻な影響を及ぼすことは避けられそうもない。

そして7回。二死満塁の大チャンスを迎えながら打席に立った内川が投ゴロに倒れると、呆れ返ったスタンドのファンは続々と帰路へつきはじめた。
8回、一死から中田(日本ハム)、井端(中日)の連打でチャンスをつくると相川の一発で一気に逆転したものの、
ここまでの攻撃ぶりを考えると手放しでは喜べない。

豪州代表は「米国のメジャーリーグで言えば、せいぜい傘下の2Aクラス」と評されている。
メンバーの中には「投手のソーポルドのようにオフシーズンはトラックドライバーとして生計を立てている選手もいる」(豪州代表関係者)という。
そんな二線級のチームに苦戦を強いられているようでは、WBC3連覇など「夢のまた夢」なのかもしれない。

東スポWeb 2月24日(日)11時16分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130224-00000301-tospoweb-base