【サッカー】出版不況もどこ吹く風 「サッカー書籍」が売れるワケ…福井盛太氏「サッカーファンに知的層が多いから」

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1五十京φ ★
『心を整える。』(長谷部誠/幻冬舎)を始め、近年、ヒット作を連発しているサッカー書籍。
出版不況といわれる中、ある意味異常な事態を招いている。サッカー書籍がヒットする理由とは……?
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かつてのスポーツ書籍といえば、書店でメーンの売り場に置かれることはほとんどなかった。
しかし近年、その状況は大きく変わりつつある。いわゆるサッカー書籍が売れているのだ。なぜなのか。
《出版する本屋》SHIBUYA PUBLISHING &BOOKSELLERS(以下SPBS)代表・福井盛太氏にその要因を伺った。

ファンに知的層が多い、サッカーと書籍の高い親和性

――SPBSでもスポーツ書籍は好調なのでしょうか。

福井(以下F) 実はウチではあまり売れないんです(笑)。
客層として、ファッションとかアートを関心事のベースにしている人が多いんですよ。
でも、ウチじゃなくても一般的にスポーツ書籍ってそんなにバカ売れするものじゃない。
ただ、そういう状況の中で、サッカー書籍の売れ方は突出していると思いますね。

――その要因は何でしょうか。

F それはハッキリしていますね。もともと日本のスポーツの読み物は野球が引っ張ってきたんです。
その「野球を読む」という文化はスポーツ新聞が作ってきました。
ただし、野球は一般化し過ぎているがゆえに、野球ファンはスポーツ新聞を読むだけで満足してしまう。
それに対して日本のサッカーはもともとカウンターカルチャーとして普及してきました。
比較的《とっぽい》人や知的層に好まれたんです。つまり、そもそも本を読む人が多い。
サッカーと書籍の親和性が高いということです。地盤として、書籍が売りやすい環境にあったのではないかと思います。
居酒屋でテレビの野球中継を見て「うおー、長嶋(茂雄)打った!」って満足しちゃう分かりやすいファンは、
サッカーファンにはそんなにいないんですよ。もっとひねくれてます(笑)。

(後略)

全文はこちらで 2013.02.04 20:00
http://www.soccer-king.jp/sk_column/article/92897.html