2日朝、兵庫県姫路市の山陽自動車道と播但自動車道の分岐点で、愛媛県の高校の
テニス部員らが乗ったワゴン車が事故を起こし、女子生徒1人が意識不明の重体になる
など8人が重軽傷を負いました。
2日午前8時ごろ、兵庫県姫路市の山陽自動車道から播但自動車道につながる分岐点に
ワゴン車がぶつかって横転しました。
警察や消防によりますと、ワゴン車には、愛媛県松山市の済美高校のテニス部員など9人が
乗っていて、このうち、部員の女子生徒6人と、この春、済美高校に入学する予定の
女子中学生2人の合わせて8人がけがをして病院に運ばれました。
8人のうち、高校生1人が意識不明の重体で、3人が重傷だということです。
警察は、ワゴン車を運転していた済美高校の教諭、北岡周平容疑者(37)を自動車
運転過失傷害の疑いでその場で逮捕し、事故の原因を調べています。
高校生たちは、テニスの遠征試合で兵庫県加西市に向かう途中だったということです。
済美高校によりますと硬式テニス部の顧問の教諭と女子生徒は、兵庫県で開かれる
大会に参加するため、2日朝、松山市を出発したということです。
済美高校の末廣久行副校長は、「生徒や保護者に申し訳ない気持ちでいっぱいで生徒の
無事をひたすら祈っている。教員が運転する車で生徒を遠征に連れて行くことも多く、
運転には十分気をつけるよう指示していたが、事故が起きてしまい責任を感じている」
と話していました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130202/k10015245971000.html