【野球】龍ヶ崎出身・岡村さん　念願のＷＢＣ中国代表に…ＷＢＣ公式ホームページで中国代表２８人の１人として登録されているのを確認

　中国のプロ野球チームに所属し、３月に開かれる野球の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック」（ＷＢＣ）に中国代表としての出場を目指してきた龍ヶ崎市出身の岡村秀さん（１９）が、代表入りを決め、２４日、中山一生市長に報告した。

岡村さんは「龍ヶ崎代表として頑張る。日中友好の懸け橋になれれば」と抱負を語った。

◆母の祖国で活躍、日中友好願う

　岡村さんは、市立城西中学から野球の強豪、青森山田高校（青森市）に進学。４番打者としてチームを引っ張り、母の母国・中国の野球関係者から「中国代表の有力選手」と注目されていた。

　昨春、米アリゾナ州で行われた中国チームのキャンプでは、マイナーリーグのチームとの練習試合で２番・サードとして活躍。

昨年５月に江蘇省のプロ球団に入団し、シーズンが終わった同年１１月、龍ヶ崎市若柴町の自宅に戻り、近くの県立竜ヶ崎一高のグラウンドを借りて練習を続けていた。

　今月１８日、母に中国の友人たちから「代表に決まったようだ」と電話やメールがあった。岡村さんは、ＷＢＣ公式ホームページで中国代表２８人の１人として登録されているのを確認、「気が引き締まった」という。

　３１日にチームのキャンプ地、アリゾナ州に出発する岡村さんは、中山市長との面会で「レギュラーを取れるよう頑張る。大会では、日本の投手からヒットを打ちたい」と語った。

　中国は１次ラウンドで日本、ブラジル、キューバと同じ組で、試合は３月３〜５日、ヤフードーム（福岡市）で行われる。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20130124-OYT8T01467.htm