欧州サッカー界が次なるターゲットとして、早熟の天才児・MF柿谷曜一郎(22=C大阪)に注目しているが、これには意外な理由があった。
クラブ史上最年少の16歳でプロ契約を結んだ柿谷は、度重なる練習への遅刻などでレビー・クルピ監督(59)の逆鱗に触れて
J2徳島に放出された問題児。昨季からC大阪に復帰し、リーグ戦で11得点を挙げる活躍でJリーグの優秀選手賞にも輝いた。
一度は見限ったクルピ監督も「彼も欧州で十分に戦える選手」と柿谷を再評価。
柿谷自身も欧州志向が強いため、関係者たちは欧州進出の準備を進めているが、
日本サッカー協会の公認選手代理人も「オファーが来るのも時間の問題。セレッソというブランドもあるからね」と明かした。
実は、C大阪は欧州では超有名クラブとして知られる。
現在活躍するMF香川真司(23=マンチェスター・ユナイテッド)、MF清武弘嗣(23=ニュルンベルク)、
MF乾貴士(24=フランクフルト)を輩出し、過去にもC大阪時代のFW大久保嘉人(30=現神戸)やFW西沢明訓氏(引退)も海を渡った。
そこで欧州スカウトは「セレッソというクラブは一体どんなビッグクラブなんだ」と一気に注目度を高め、クラブ名がブランド化したのだ。
すでにロンドン五輪代表MF扇原貴宏(21)もニュルンベルクからオファーを受けたように、
柿谷も実力に加え「C大阪」が欧州進出を後押しすることなりそうだ。
東スポWeb 1月5日(土)17時30分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130105-00000309-tospoweb-socc