千葉は21日付で、1994−95年に市原の監督を務め、今年7月からアドバイザーとなっていた
清雲栄純氏(62)が取締役に就任したと発表した。すでに今季J2からJFLへ陥落した
町田ゼルビアから唐井直GM(55)を引き抜き、強化担当部長に据えた。唐井氏は2007年に
千葉でチーム統括本部長を務めたが、1年で解任されており、6年ぶりの復帰である。
千葉の弱点はとにかくフロントの人材難がすべてといえる。千葉生まれで、ロンドン五輪男子
五輪代表を率いて4強に導いた関塚隆氏(52)の監督就任が決定的だったが、
「フロントにビジョンがなさすぎる、と断られている」(関係者)。
次期監督選びに迷走する中、チームOBであり、関塚ジャパンでヘッドコーチを務めた監督歴のない
J1大宮・小倉勉コーチ(46)を招聘するくらいしか、選択肢を持っていない。
千葉は「JR東日本」と「古河電工」という優良企業が親会社。フロント陣の迷走の根っこは
このあたりにある。かつてサッカー部を持ち、日本サッカー協会の幹部も多い古河閥。
対して「資金のあるJR東日本は単独でサッカーチームを持ちたい意向が今でもある。
でも古河閥の人たちがそれを許さない」と協会関係者。
さらに、「古河閥はサッカー界に顔は利くが、J1に引き上げるリーダーがなかなか出て来ない。
この人事を見る限り、来季もジェフは怖くない」と言い切るJ2関係者もいる。身内で脇を固めるのもいいが、
選手たちが窮屈でなければいいのだが…。(夕刊フジ編集委員・久保武司)
(ソース一部省略しました。)
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20121223/soc1212230709000-n1.htm