【サッカー/日本代表】MF本田圭佑、オマーン戦後のロッカールームで全イレブンに頭を下げたことが判明

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 日本のエースが謝罪した。ブラジルW杯アジア最終予選オマーン戦(14日)を2―1と勝利した日本代表は次の同予選ヨルダン戦(来年3月26日、アウェー)に勝利すれば、5大会連続のW杯出場が決定する。

そんな中、不調で精彩を欠いたMF本田圭佑(26=CSKAモスクワ)が試合後のロッカールームで全イレブンに頭を下げたことが判明。いつも強気な“オレ様”の意外な姿にチームメートも驚がくしたという。

 これまで日本代表をけん引し、W杯出場に王手をかける原動力となった本田もオマーン戦は冴えなかった。

試合後、ロシアへ戻るため、空港に姿を現した14日(日本時間15日)に「全然ダメでしたね。納得いかないです」と自分のパフォーマンスへの怒りをにじませ、帰路についた。

 そんな本田が実は、試合後のロッカーで意外な行動に出ていた。ある選手は「(本田は)本当に悔しそうにしながら『今日はみんなに助けられた。すまんかった』と言って回っていたんですよ。
あんな姿は見たことがないとちょっと(選手間で)話題になっていた」と明かした。

 本田といえば「ビッグマウス」としても知られ、いつも強気な発言を連発。「オレは本気でW杯優勝を狙っている」と宣言したことをはじめ、

昨年はDF吉田麻也(24=サウサンプトン)に「オフなしで練習しろ」と厳命し、9月には「自分が最大限に生きないと周りも生きない」と主張するなど、日本の“オレ様”として振る舞ってきた。

 それでも常に「有言実行」で好パフォーマンスを発揮。6月から始まったW杯アジア最終予選でも序盤3試合で4得点1アシストを記録するなど、日本代表を勝利に導くことで反発を抑えてきた。だが今回ばかりは、神妙に謝罪するしかなかった。

 そんな姿にイレブンは驚いた。試合に負けたわけではなく勝利したにもかかわらず、深々と頭を下げたことにエースの強い責任感を感じたという。

しかもプライドが高く、強気一辺倒の本田が見せた素直な姿勢に感銘を受けた選手も多く、“オレ様”への信頼感は高まったという。

 プレー面では貢献できなかった本田だが、謝罪でチームの連帯感は高まった。W杯出場を決める大事なヨルダン戦、さらにはブラジル本大会に向け、日本はエースとともにまい進する。

http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/55205/