【文芸】新田次郎の“未完小説”を次男で数学者の藤原正彦さんが完成 「ようやくおやじの敵を討った」

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1流れる星は生きている ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★
新田次郎:未完小説を次男が完成 「ようやく敵を討った」

 山岳、歴史小説の大家、新田次郎(1912?80年)の未完の作品を、次男で数学者・作家の藤原正彦さん(69)が完成させた。
29日に父子の合作として、文芸春秋から刊行される。引き継いだ取材を三十余年がかりで結実させた藤原さんは
「ようやくおやじの敵を討った」と喜んでいる。【栗原俊雄】

 新田は毎日新聞朝刊で小説「孤愁(こしゅう)<サウダーデ>」を連載中の80年2月15日、
心筋梗塞(こうそく)のため自宅で倒れ、藤原さんの腕の中で息を引き取った。
すでに多数のベストセラーがあったが、「孤愁」については「20年も構想を練っていて、『代表作にする』と言っていた」という。

 藤原さんは「悲しみよりも、父を奪った自然の摂理への怒りが湧き」、自分が書き継ぐことを決めた。
本作の主人公は、実在したポルトガル人外交官で随筆家のヴェンセスラオ・デ・モラエス(1854?1929年)。
日本の文化を欧州に広く紹介した。小説は400字詰め原稿用紙で850枚、日露戦争の勃発までで未完となっていた。

>>2以降へ続く)

亡父の作家、新田次郎さんの取材ノートをみる藤原正彦さん。
これを頼りに新田さんの遺作「孤愁??サウダーデ」を書き継いだ=栗原俊雄撮影
http://mainichi.jp/graph/2012/11/17/20121117k0000e040196000c/image/001.jpg

故・新田次郎さんのポルトガル取材手帳。次男の藤原正彦さんはこれを頼りに現地取材をした=栗原俊雄撮影
http://mainichi.jp/graph/2012/11/17/20121117k0000e040196000c/image/002.jpg

亡父の作家、新田次郎さんの遺作「孤愁??サウダーデ」を書き継いだ藤原正彦さん=栗原俊雄撮影
http://mainichi.jp/graph/2012/11/17/20121117k0000e040196000c/image/003.jpg

毎日jp(毎日新聞) 2012年11月17日 15時00分
http://mainichi.jp/select/news/20121117k0000e040196000c.html
2 ◆GinGaOoo.. @銀河φ ★:2012/11/17(土) 15:40:23.54 ID:???0
>>1の続き)

 本業である数学の研究の合間を縫って、藤原さんはマカオや神戸、徳島など小説の舞台を訪ね、取材を続けた。
新田の残した資料には全て目を通し、新たに収集もした。ポルトガルでは、残された取材ノートを頼りに同じ場所、同じ人物に取材。
小説の構想は、担当編集者に聞いた。

 本格的に執筆にかかったのは、今年の初め。新田の生誕100年であり、自身が父の享年を過ぎたことも考えたという。

 「国家の品格」などのベストセラーで知られる藤原さんだが、小説は初めて。改めて父の遺作を精読し、手法を学んだ。
日本の文化と自然を愛し、日本人の妻を迎え、最後は徳島で妻の墓を守ったモラエスの生涯を、原稿用紙550枚に情緒豊かに描ききった。
「父の名、作品を汚すわけにはいかない。プレッシャーはありました」と言うが、
書き終えて「大きな考えは変わらなかったと思います。やはり親子ですね」と話している。

『孤愁〈サウダーデ〉』(新田 次郎・著 藤原 正彦・著) | 単行本 | 書籍情報 | 文藝春秋
http://www.bunshun.co.jp/cgi-bin/book_db/book_detail.cgi?isbn=9784163817408
3名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 15:48:00.23 ID:Z7QYV4hH0
団塊の登山してる人は、新田次郎の影響を受けた人が多いんだろうな。
4名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 15:48:10.80 ID:80XUpAR60
継ぎ目で分かるかね
5名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 15:48:59.08 ID:t4K6mPuP0
モラエスで徳島のことを思い出した。

板東俘虜収容所ってのがあって、徳島生まれの板東英二とは関係ねえが
ドイツ軍の捕虜を収容してた。
そのせいで、歴史なんて全く興味のない子供の頃のテストで
大戦中の日本の同盟国を選ぶ問題を間違えた。
ドイツを外してフランスと答えてしまったw。
6名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:00:23.37 ID:wGVFzTj20
>>3

新田次郎の影響を受けたら、もう少し謙虚だ。
深田久弥の影響に決まってる。
7名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:02:13.19 ID:08Z4pM+U0
数学者の定義を述べよ:
8名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:08:17.61 ID:t4K6mPuP0
>>3
団塊の世代以上の人の若い頃には小説でも映画でも、とにかく山が多かったからでね?
アルプスの若大将wとかさ。
イケメンの設定は大概が大学の山岳部の主将とかだし。ラグビーとかは
まだもうちょっと後だろうし。
9名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:09:42.80 ID:DLgUmqjb0
この人が新田次郎の子供だったことは始めて知ったが
この人結局なに芸人なんだろう?
10名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:12:52.28 ID:oMBBYanx0
あれ?頭ハゲてて、でもイケメン風なジジイは誰だっけ
まだ生きてるハズ、新田次郎って名前だとばかり・・
11名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:29:10.83 ID:N5/OW8QeO
この二人が親子だと初めて知った
12名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:45:30.53 ID:V8dv+fMT0
許してね恋心よ
13名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 16:58:52.55 ID:vaUTZqfw0
眉山にロープウェイで行ってモラエス館に行くのが徳島観光の定番
14名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 17:17:32.61 ID:3eX/9LwJ0
新田次郎すごい
どれ読んでもほとんどハズレがない
15名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 17:33:34.85 ID:yMUBsXIk0
じゃあ「氷葬」も読まなくっちゃ
16名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 17:42:45.57 ID:JhpBfltV0
小説としての単純化を大胆に行うので、モデル人物のファンには新田をけなす人もいる。
17名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 17:56:15.77 ID:bN1SKeVO0
ハゲたら短髪にした方がいいぞ、おじいちゃん
18名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:05:26.52 ID:kjVTEZj/0
>>10
藤原正彦
19名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:07:11.35 ID:pxoR396L0
新聞の人生相談の回答者やってた人だっけ?
新田次郎の息子さんだったのか
どっちもよく知らんけど、なんか驚いた
20名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:10:38.52 ID:9UqEohW30
親子で作家・歌人・俳人といえば、

白石一文
永田和宏・河野裕子夫妻
中島らも
21名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:15:33.48 ID:QFwizKSjO
孤高の人が好き
22名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:15:37.24 ID:3eX/9LwJ0
吉行エイスケ 吉行淳之介、理恵
佐藤紅禄   サトウハチロー、佐藤愛子
23名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:16:25.75 ID:R3/ccraTO
点の記、アラスカ物語は面白かった
24名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:23:33.67 ID:2bS+rz9u0
孤高の人は読んでて主人公にイライラした。
25名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:25:22.22 ID:UrWjkRHj0
アラスカ物語は先に映画を観てそれから原作を読んだが、
原作の素晴らしさに圧倒された。
それまでは名前しか知らなかったが、それ以来新田二郎にハマった。
ただ、息子が書き継ぐといって出来るものではない気がするなあ。
26名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:26:10.00 ID:JhpBfltV0
父、母、本人がベストセラー文筆家なのは凄い
他には岡本一平かの子太郎ぐらいか(一平はちょっと格落ちだが)
27名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:26:24.90 ID:+TpoPXTI0
山登りの品格
28名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:28:26.30 ID:vFV76aNx0
敵という字の右半分は何を表す文字なん?
29名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:29:44.58 ID:9UqEohW30
>>26

>>20の永田和宏・河野裕子夫妻の長男永田淳、長女永田紅も歌人で、
既に歌集を出している。
30名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:32:24.49 ID:2bS+rz9u0
>>20
北杜夫
31名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:34:39.73 ID:kUOXj9dA0
藤原正彦って数学者だったのか
てっきりネトウヨコメンテーターだとばかり
32名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:34:52.66 ID:JhpBfltV0
>>29
歌人はベストセラーとか無縁だからなあ
サラダ記念日ブームのときくらい?
33名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:36:27.24 ID:qhnrv7N10
>>10
浅田次郎
34名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:36:56.26 ID:/nZG6VJ50
>>10
浅田次郎?
35名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:37:18.94 ID:3eX/9LwJ0
浅田次郎はイケメン風なのか?w
36名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:39:33.20 ID:UrWjkRHj0
>>28
反対、逆、ひっくり返す
37名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:47:42.34 ID:u2uAhpu10
作家と数学者という親子の組合せは珍しいと思う
38名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:56:52.71 ID:ZmhIK5qc0
ちなみに藤原先生の奥様はかなり美人
39名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 18:58:32.43 ID:9UqEohW30
>>32
歌集よりも入門書や歌論の方が売れるかも。
『サラダ記念日』は異例中の異例。

穂村弘さん、俵万智さんあたりの入門書(文庫、新書になっている)が
読みやすい。穂村弘さん編の『短歌ください』とかがいい。
40名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 19:08:06.00 ID:nF3Uni450
若き数学者のアメリカ を書いた頃の藤原先生の大きな画像って無いのかなあ?

藤原先生は182cmで、アメリカ留学時代にも他のアメリカ人の平均身長に近くて
そこそこモテたらしいねw
ただし顔の大きさや足の長さなんかでやっぱり勝てんと
41名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 19:21:39.64 ID:vxQ8Hhhl0
ぽっぽ屋はつまらなかった
42ドアラ♪:2012/11/17(土) 19:35:26.07 ID:te0t0YH30
>>20>>26
太宰治、津島佑子
43名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 19:39:48.91 ID:/qWHyAJu0
江國滋と江國香織は?
44名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 19:41:20.92 ID:TBe1LBb20
母親は藤原てい
すごいなこの一家
子供のプレッシャー半端ないw
45名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 19:42:35.46 ID:Di24TmtFI
若き数学者のアメリカとか、イギリス留学記の遙かなるケンブリッジ
とかの頃は読んでたけど、近年のウヨ路線は読んでない。
数学の仕事している印象が薄い人だと思っている。
46名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 19:44:38.12 ID:yMUBsXIk0
藤原 咲平も忘れるな
47名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 20:26:37.36 ID:Kywihg78P
そういう執念ってあるんだね・・・・。とりあえず買ってみようかあ。
つーか映画化とか決まってるんだろ・・・でないと社会的地位もある人が
そんな事で時間を浪費するわけがない
48名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 20:30:32.61 ID:9UqEohW30
桂米朝(三代目、人間国宝)→桂米團治(五代目)
49名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 20:50:06.69 ID:gBwOoAgi0
ジャンル違うけど、和田誠、平野レミ、和田唱ファミリーっのはおどろいた
50名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:24:43.05 ID:7VWO4Fak0
この親子そっくりだよね
まあ親子がそっくりなのは当然っちゃ当然なんだが
51名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:28:16.41 ID:X3UIs9or0
高校の読書感想文で推奨されてた本の中にアラスカ物語があった
そのときはすごく感動した
大学生になってまた読んだ
全然感動しなかった
52名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:51:11.12 ID:jcggWvr4Q
>>10
頭禿げてる作家で新田次郎に似てる名前だと、浅田次郎。
但しイケメンではないけどね。
53名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:52:39.61 ID:oMBBYanx0
>>33 >>34
10です、そうそう浅田次郎だ!
ありがと〜やっとモヤモヤが消えたわw
54名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:53:13.79 ID:PcNFrg2e0
壬生義士伝の人?
55名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:54:07.01 ID:jcggWvr4Q
>>49
近年のトライセラのライブ、和田君のトークが母親に似てきて少しウザいって感じる。早く曲にいってくれと。
56名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:56:12.90 ID:tkZL51Xx0
>>45 同じだ。若き数学者のアメリカは、けっこう熱い気持ちにさせられたけどな、
どこでおかしくなったんだろ。。。
57名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 21:59:30.55 ID:oMBBYanx0
>>52
名前わかったから画像検索してみた!
あれ?記憶の中の顔とちょっとちがう・・
でも若い頃はすごくモテたらしいよw
58名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 22:02:04.10 ID:4T38E+Cc0
>>49
お父さんが描いて息子が歌い、母がしゃべると
59名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 22:04:38.69 ID:3BqoFSV40
>>26
幸田露伴、幸田文
60名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 22:06:32.87 ID:7ZyCH5gg0
>>26
吉本隆明、吉本ばなな
61名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 22:19:17.18 ID:cHCGYrHg0
あれ?新田次郎?浅田次郎とごっちゃになってたw
浅田と藤原じゃ随分年齢の近い親子だな、とw
62名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 22:48:33.50 ID:R+rK5KU30
今さらジロー
63名無しさん@恐縮です:2012/11/17(土) 23:44:50.33 ID:IxKNHzMv0
満州引き上げ時の記憶はないだろうなぁ
64名無しさん@恐縮です:2012/11/18(日) 18:25:31.91 ID:F01uz4Wh0
血筋ばかりでもないだろうが本当にいい文章を書くね
65名無しさん@恐縮です:2012/11/18(日) 19:37:42.90 ID:UCzeW41eO
新田次郎の歴史小説ってつまらなかったね
ノリが悪いというか
司馬を先に読んだ人なら5ページで投げ出すわ
66名無しさん@恐縮です:2012/11/19(月) 20:49:37.43 ID:ZKAZ+SKm0
>>65
司馬w

○○○−−−
という言葉がある。

みたいな。
あと、かなり調べているんだろうが、てきとーが多すぎる。
67名無しさん@恐縮です:2012/11/19(月) 20:50:29.96 ID:IYjvqqo00
>>65
わが神戸が産んだ台湾系日本人作家、陳舜臣先生の歴史作品は読み応えがあります。
68名無しさん@恐縮です:2012/11/19(月) 20:55:05.29 ID:yBIcysSk0
>>65
武田勝頼は結構面白かったけどな。
69名無しさん@恐縮です:2012/11/19(月) 23:44:34.71 ID:AuoqWvq80
この人の国家の品格は正直賛同できなかったな。
右寄りと言うか保守過ぎて。
良い悪い別として経済や生活に疎い典型的な学者タイプと言う感じか。
70名無しさん@恐縮です:2012/11/20(火) 00:48:33.72 ID:SNWGiKwl0
新田次郎賞やろう。
71名無しさん@恐縮です:2012/11/20(火) 00:52:08.96 ID:qAOCtxIbO
次郎の次男で新田次郎次郎ですな
72名無しさん@恐縮です:2012/11/20(火) 02:26:43.28 ID:3X+lUL2J0
浅田次郎と勘違いしてたwww
73名無しさん@恐縮です
司馬が適当なら同時代の他の歴史もの書くやつはもっと酷い。
ネタ本一冊に残りは適当なフィクション。
あとこいつは文章にリズムがなく退屈。