レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が来年3月開催のWBCへ不参加の意向を
固めたことが6日、分かった。
キューバ戦の出場メンバー発表会見の席上で、ダルビッシュについて問われた山本監督は
「1回(ダルビッシュに)電話した時は“前向きに考えさせていただきます”と言っていたけど。
困った問題だ」と困惑した表情で話した。午前中に指揮官自ら電話を入れたが、本人の応答はなく、
NPBにもこの日までに連絡は入っていないという。
ヤンキースFAの黒田博樹投手(37)も来年3月開催のWBC参加辞退が濃厚だ。
プレーオフも含めて今季、日本人投手史上最多の235回2/3を投げた右腕の疲労はかなりのもので、
3月の大会に合わせるのは難しい状況だ。
さらに、岩隈(マリナーズ)も2年総額1400万ドル(約11億2000万円)で契約したばかり。
先発の柱の一人として、チーム内の責任は増しており、出場は微妙だ。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/11/07/kiji/K20121107004501380.html 日本人野手も全滅危機にある。ブルワーズの青木は来季が2年契約の2年目で、3年目の契約延長を
勝ち取るためには勝負の年となる。ロン・レネキー監督は「チームを離れることで何かを失うだろう」と語る。
今季途中にレギュラーに定着したが、来季の立場は確定しておらず、参加できる状態にはない。
また、マリナーズを解雇された川崎は、来季もメジャーでのプレーを希望。どの球団と契約した場合でも、
2月の春季キャンプは大事なアピールの場となるため、不参加の意向を固めている。残るはイチローだが、
ヤンキースをFAとなり、移籍先が決定していない状況の中、WBC出場に関しては態度を明確にしていない。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/11/07/kiji/K20121107004500780.html