【文芸】「これを書かずに死ねるか」　横山秀夫、7年ぶりの新刊『６４（ロクヨン）』刊行！

Ｉｎｔｅｒｖｉｅｗ:横山秀夫（作家）　７年ぶり『６４』刊行　新しい地平に立つ警察小説

　『半落ち』『クライマーズ・ハイ』などが次々に映画化されヒットした人気作家、
横山秀夫さんの７年ぶりの小説『６４（ロクヨン）』（文芸春秋）が刊行された。
警察小説の雄としての絶頂期から、『半落ち』をめぐる直木賞騒動を機にはまった、長い沈黙。
そこからの生還を示す『６４』は、横山ミステリーの一つの頂を示す作品となった。【内藤麻里子】

　元新聞記者の横山さんは、１９９８年に作家デビュー。
『動機』『陰の季節』などで「組織と個人」を描き、警察小説界に新風を巻き起こした。
１日２?３時間の睡眠という生活を続けていた２００３年、心筋梗塞（こうそく）で倒れる。
時を同じくして、『半落ち』が直木賞候補となった。

　選考結果は「該当作なし」だったが、同作には重要なポイントとなる箇所に「基本的な事実誤認がある」と、講評で指摘された。
再取材した横山さんは「ミスはなかった」と確信し、直木賞と決別宣言。
この騒動の中で貧血を起こし、胃潰瘍と十二指腸潰瘍を患った。精神的には鬱状態が続く。
「仕事で無理をしたら心臓に来て、人間関係でつぶれると胃に来ました」

　その状態のまま『クライマーズ・ハイ』『臨場』など話題作の執筆が続いたが、刊行ペースは落ちていく。
０５年の『震度０』を最後に刊行が止まった。

　「以前から『６４』の書き下ろしを始めていたのですが、直木賞騒動で筆が止まっていた。
とにかく『６４』に決着をつけたいと、他には手が出せなかった」

（>2以降へ続く）

毎日ｊｐ(毎日新聞)　　2012年10月31日　東京夕刊
http://mainichi.jp/feature/news/20121031dde018040048000c.html
http://mainichi.jp/feature/news/20121031dde018040048000c2.html

横山秀夫『64』｜文藝春秋｜特設サイト
http://bunshun.jp/pick-up/64/story/index.html
http://www.bunshun.co.jp/book_db/image/9784163818405.jpg

（>>1の続き）

　実は３年前に、いったん刊行が決まった。しかし「まだ違う」という思いが拭えない。
「ちょうどその頃、脳機能が低下しましてね。主人公の名が思い出せないとか、仕事にかかわることだけ忘れる。
毎晩、パソコンの前に座っても一行も書けなかった」。そんな“記憶喪失”状態が１年間続いた。
なかなか完成しない『６４』、新刊が出ない日々。
「時間がたてばたつほど、強迫観念でのたうちまわる。“記憶喪失”は、そんな状態からの逃避なんじゃないかな」

　ようやく書ききった『６４』は４００字詰め原稿用紙１４００枚、自身最長の小説となった。

　「６４」とは、たった７日間しかなかった昭和６４年を指す。
この間に起きた未解決の少女誘拐事件を、Ｄ県警では「ロクヨン」と呼んでいた。主人公は刑事出身の広報官、三上。
刑事から異動となった衝撃、「広報官の皮をかぶった刑事」と割り切った心の変遷が縦軸だ。
揺れ動いた先に見つける光明に、作家の姿が二重写しになる。

　「三上が刑事になれたことがたまたまか必然か、とことん考えた。そして僕も小説家になれて、警察小説が書けて、読者に喜んでもらえて、
でも本が出せないことがたまたまなのか、必然なのか、とことん考えた。三上と共に、自分を励ましたのかもしれませんね」

　■　　■

　記者との攻防、警察庁と県警の権力闘争、ロクヨンの傷跡、自身の娘の失踪??。
変転する事態をたたみかけるように、しかし緻密に構成し、圧倒的な物語に仕上げた。

　「地獄」を超えて降り立った、新しい地平。
しかし「地獄は、まだとっておきたい。たかだか作家の地獄。人間としての地獄ではない」と、受け流す。
「小説を書くエネルギーなんて、何でもいいんです。負のエネルギーも忘れずに、
自分がかぎ取った感情としてストックしておけばいい。それが年を重ねるということでしょう」

（了）

緊急告知！7年間の沈黙を破り、横山秀夫の新刊『64(ロクヨン)』2012年10月26日に発売
http://www.atpress.ne.jp/view/30258
「これを書かずに死ねるか」　横山秀夫、7年ぶり待望の新刊『64(ロクヨン)』刊行！
http://www.atpress.ne.jp/view/30932

N64

横山光輝かと思った

誰？
オウム事件の時のけったいな弁護士のオッサンか？

ニンテンドー64スレ

林真理子はこの人に公開土下座して詫びるべき
北方謙三はそこまでじゃないけど

NINTENDO６４

おそいだろ
時代は既にWiiの時代だぞ

つか、Wiiすら終わってるのにｗ

>>7
ひどいよね。
表で批判したなら表で謝るべき。

オットセイが喋るやつ？

００７ゴールデンアイは良い思い出

>>7>>10
ｋｗｓｋ

>>7
同意する。

クライマーズハイの映画見たけどクソつまんなかった。
話になってないから実話かと思ったらフィクションだった。

電車で読むから、早く文庫化

http://www.kinokuniya.co.jp/store/Umeda-Main-Store/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E7%A7%80%E5%A4%AB%E3%81%95%E3%82%93%E8%BF%91%E5%BD%B1.JPG

9・1
いや10・0

横山秀夫の作品は男臭い。
北方がなんで男臭いって言われてるのかわからん。ガキくさい。

>>7
何かと思ったらいろいろあったのね

2002年に「半落ち」が第128回直木賞候補作となる。
選考委員の北方謙三が、この小説中で重要な鍵となる要素について関係機関に問い合わせたところ
「現実ではありえない」と回答を得るに至り、北方は選考会でこの回答を報告、
「半落ち」は現実味に欠けると批判され落選した（受賞作なし）。
また本作が各種ランキングで一位になったことに対して、選考委員・林真理子が講評の記者会見で
「欠陥に気づかず賞を与えた業界も悪い」とミステリー業界を批判し、
のちに雑誌で「欠陥があるのに売れ続けるなんて、読者と作者は違うということ」と読者をも批判した。
目黒考二は選考委員を非難し、「直木賞にそこまで権威があるのか」と論議が起こる。
横山はミステリー作家たちだけでなく読者までもが侮辱されたと反論し、直木賞と訣別宣言をする。
後日欠陥と指摘された事項について、この作品の場合必ずしも当てはまらないことが判った[1][2]。

>>13
臓器移植は刑務所でも出来るのかどうかについて触れている箇所を指して、「これは事実と
異なるから小説として失格だ」みたいなイチャモンをつけて賞を与えなかったんだっけ

第三の時効に出てくる２班の班長が好きです

この人に題材にしてほしい事件が一杯あるんだよな

東野おわた
こいつと貴志に外れ無し
復活を望む

>>18
ソープに行け

是非読みたい　まだ死なないで書き続けて欲しい

いよいよニンテンドウ64が名機と認められるときが来たか

デビュー作のルパンの消息？ってやつが面白かったな

ブラストドーザーはフルコンプ

本当に難しかった。

半落ちの映画は原案拝借したって感じの別世界だったな女向けというか
映画単体ならまぁいい作品だと思ったけど

このモチーフになった事件って
今話題のアレじゃないのか

>>23
うそん〜
悪の教典ばかみたいだったよ
蓮見が幼稚でバカで全然よくない

>>19
一番酷いのは当時ベストセラーになってたミステリのネタバレを堂々と世間に対して行ったことだよ

この人の原作は読んだことないが
ドラマ化された「陰の季節」と「第3の時効シリーズ」は最高に面白かったな
頭空っぽそうな金子賢の影のある役が意外にはまってたよ

ケロヨンかとｵﾓﾀ

逆にニンテンドー64の64ってなんだ？容量が64MB？

横山はゲーヲタ

>>20
そんなこと言ってたら、ミリオンダラーベイビーなんかどうなるの

>>33
ドラマの陰の季節は俺も好き。全話録画してる

ニンテンドーやらなんやら言っているようでは日本のあけぼのは遥か先だろうね

>>33
WOWOWでいくつかドラマ化されたの見たけど外れが無かったな
短編も良かったが、ルパンの消息が面白かった
自分も原作はひとつも読んだことないけど

そもそも林真理子なんかがなんで偉そうに選考委員やってるんだ？

ペルソナの微笑とモノクロームの反転が好き

えーそんなことにやってたのか！
なかなか新しいの出ないなぁと思ってた
買うしかない

>>1
正座して新作お待ちしてました
こんな大変な病気抱えていたんだ…
長生きしてください

林真理子は○ねばいいと思った事件の人か

高島政伸の為にも臨場3お願いします！

>>33
「第三の時効」シリーズは一班のリーダーが渡辺謙だったと思うんだけど
途中降板でもしたの？
最後の方全然出てなかったじゃん
原作読み直したら「モノクロームの反転」とか「囚人のジレンマ」の美味しい役が
楠見班長に回ってきてた（読み直すまで全く忘れてたｗ）
まあ段田安則好きだからよかったけど

半落ちもクライマーズハイも面白かったけど
第三の時効が最高傑作だな。普通の小説家には絶対書けないわ

半落ちたいしたことなかったな０。・

直木賞なんて今の審査員の面子をみる限り権威には？だな

色々と大変な思いをしていたんですね。
また横山作品が読めるのかと思うと嬉しい限り。

林真理子だけは許さない

短編は面白いけど長編はいまいち

現在最も才能がある作家の一人だとは思うけど、どの作品も似たような香りがする
個人的には食傷気味

>>50
○浅田次郎、○阿刀田高、○伊集院静、○桐野夏生、○宮城谷昌光、○宮部みゆき、
×北方謙三、×林真理子、×渡辺淳一
う〜む。

>>47
単にギャラが高すぎて・・・ってことじゃない？
ちょうどハリウッドで活躍し始めた頃だったと思うが

あと個人的には２班の班長に段田ってのは渡辺謙、伊武雅刀に比べるとやや物足りなく感じてたな
あまり影のある感じがしないし・・・

出口のない海は良かった
期待して読んだ
半落ちとクライマーズハイはつまらんかった

今年の大賞は64かい？

何の大賞か知らんけど今年のミステリでは「ソロモンの偽証」が1番人気なのでは

むし？

>>15
「クライマーズハイ」はNHKが作ったテレビドラマの出来が秀逸だぞ。


映画の方も見たけど……です。

待ってましたー！！
知らなかったから今から買ってこよ♪♪♪♪♪

テレビのクライマーズハイ、主役の佐藤浩市も良かったけど、岸部一徳と杉浦直樹が圧巻だった。

カービィ64（仮）

ロクヨンは神機

>>48
同意だ。
俺電車の中で文庫本読んでたんだが、あまりにもワケワカメで周囲を見回したw
そのあと、落ちの部分を読み直して、驚愕。
こんなこと考えられる横山先生すげーーーw
超傑作ですわ。

他のも全部面白いから、読んでない奴は絶対読んだ方がいいよ。

>>35
CPUが64bitだから。
あと「ニンテンドー64」じゃなくて「ニンテンドウ64」な。
GC、DS、3DSは「ニンテンドー」だが。

買ってきたぜ！

次回作「ピピン＠」

林真理子といえばバトルロワイアル事件

やっぱりクライマーズハイが一番良いかな。
この人の警察モノは各作品どうしても雰囲気が似ちゃうんだよな

林真理子は飴村行へのコメントが秀逸だったw

ドラマもいいけど原作の方が面白いよな
段田も熱演してたけど楠見はもっと凄みがある人じゃないとダメだわ

警察モノといったらこの人。
華の無いオッサンたちの話が多いが
保身や体裁に拘る実社会でもそうなんだろう。
大外れが無いから好きだ。

俺の学校では大乱闘よりもゴールデンアイのほうが定番だった

ふざけんなサターンに変えろ

チートイドラドラか

陳メ感激

ルパンの消息は良かった
でも最高傑作はやっぱ第三の時効かな

>>35
64ビットまでの数値の処理が可能

林真理子や花村萬月にボロカス言われてたな

現実では有り得ないってのはただの難癖だけど
「半落ち」は横山秀夫にしては陳腐な小説だと思う

「クライマーズハイ」も「半落ち」も期待感が高くて自分でハードル上げすぎたのか
あんまり面白くなかった。

この人の著書はあと、もう一冊「動機」って短編集を読んだんだけど、これが一番面白かった

>>80
微妙に違う。”一度に”64bitに処理が可能。この一度というのは所謂CPUの周波数の単位。

おー、これは楽しみだ

短編の方が面白い
なんだったか時効の短編とか

ちょっと本屋行ってくる

出口のない海、最高！映画はぜったい見ない。

>>15
先にＮＨＫのドラマ版に出会ってれば良かったのに。かわいそう。
この話を２時間の映画でやれるわけないと企画聞いた段階で思ってたわ
岸辺一徳があんなにいい俳優とは知らなかったｗ

>>7
北方もショボすぎだろ
ミステリー界代表でありながら、他の選考委員にはペコペコだったんだから

>>61
同感
ドラマは名作っていわれてるな

ドラマ版はよかった。でも石原さとみが出てくるパートは悪かった。

確かに半落ちは期待しすぎて面白くなかった。
クライマーズハイは結構いけた。

>>89
ホント、NHK版は良かった。
DVDにコピーした。

伊東遥はどこ行ったんだろう

面白い

第三の時効
陰の季節
動機
出口のない海

普通以下
クライマーズハイ
ルパンの消息
半落ち
震度0

>>47
第三の時効の緒方直人もこれっきりだったな
当時は2時間ドラマとしてはかなり地味臭い舞台立てだったし
シリーズ最後まで続けられるか確信持てず
単発で終わる覚悟で作ったんじゃないかって気もする

この人、学生時代は親がヤクザの親分だからどうこうとかよく言ってたけど、本当だったんだろうか

ヤクザの息子が上毛新聞記者
・・・老人殴られて死ねの見出し付けたとこだからあるかもｗ