なぎら健壱が語った「被災地を訪れる偽善タレント」
東スポWeb 10月30日(火)18時4分配信
震災以後、被災地を訪れるタレントは数多くいたが今は…。なぎら健壱(60)が21日、
都内で行われた「ぜんろうさい エールフェスタ 2012」に登場し、被災地の実情を語った。
なぎらは歌手の中村雅俊(61)とともに、東日本大震災復興支援を目的としたイベントを開催。
震災で甚大な被害を受けた宮城県女川町出身の中村は、現在も復興に尽力している。
イベントでは持ち歌「俺たちの旅」など、数曲を披露し「宮城の人間は『いつか昔の街に戻そう』と
夢や光を見てやってます。応援してください」と来場者に訴えた。
震災発生以降、中村を始めとした地元出身の人間や、そのほか多くのタレントが被災地訪問を行った。
ところが、なぎらは「そのすべてが歓迎されていたわけではなかった」と明かす。
「被災者の人たちと話したんだけど『ただ形だけの芸能人も多かった』と言うのよ。
『偽善』だとね。具体的な名前は挙げられないけど。あとは訪問した芸能人が
『被災者に元気をもらいました』なんていうのも信頼ならない、とね」(なぎら)
また、早くから数多くの被災地慰問を行い、今月30、31日に銀座博品館劇場で
「太郎次郎一門猿芸ショー被災地慰問スペシャル! IN東京」を行う猿回し師の村崎太郎氏(51)は
「一時期に比べて、日本の中で震災が風化してきているのが問題じゃないかと思います」と指摘する。
「被災者とたくさん話をして感じたのは、彼らが『忘れられた存在』になっていないかということ。
これまでは『頑張ってください』という言葉を掛けていたが被災者はずっと頑張っている。
だから『また、来ます』という言葉を掛けることにしました」(村崎氏)
心当たりのあるタレントたちは襟を正す必要がありそうだ。
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