レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)が、
来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への出場について、
現時点で「白紙」とした上で、辞退する選択肢も持っていることが12日、分かった。
ダルビッシュは同日、米テキサス州から成田着の航空機で帰国。
無言を貫いたが、出場辞退となれば、大会3連覇に挑む侍ジャパンが
エース不在の危機に立たされるだけに、ダルビッシュの今後の決断が注目される。
メジャー1年目を終えたダルビッシュは、紺色のジャケットにジーンズ姿で
成田空港の到着ロビーに現れたが、報道陣の問い掛けには無言を貫いた。
16勝を挙げ、球宴にも選出された今季。帰国後の最大の注目は、
侍ジャパンの山本浩二監督から熱いラブコールを受けているWBCへの出否だ。
これまでダルビッシュは、態度を明確にしていない。しかし、親しい関係者は
「今は体がボロボロの状態。球団とも何も話をしていない」と、
現時点では全く白紙の状態であると強調。さらに、辞退の可能性について「ある」とも話した。
体調面に大きな不安を抱えているのは事実だ。今季終盤は首痛を訴え、
さらに右太腿にテーピングを施しての登板が続いた。
本人は「投げている以上は大丈夫」と話しているが、満身創痍(そうい)に
近い状態にあることは間違いない。また、第1回大会ではヤクルト・石井が左肩痛を発症し、
それが引退への引き金となった。第2回大会ではレッドソックス・松坂が
股関節痛を悪化させるなど、チームの開幕前に故障するリスクも伴う。
■ソース
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/10/13/kiji/K20121013004318640.html つづく