>>1からの続き
「個人的な考え方ですが、山登りというものは自力で下山するところまでが山登り」「原則論として自分の足で登った山
は自分の足で降りてくる。達成感も含め山とはそういうものだと僕は思っています」との持論を展開するとともに、「自力
で下山できる技術、体力を獲得してから挑戦すればいいわけで、重要な事は身の丈にあった山登り。また自らを助ける事に
もなる。下山技術がないが為にヘリ下山を大前提とした場合、では急に天候が悪化した場合はどうするの?ヘリはやってこ
ない、自力で下山も出来ない。これこそ遭難です」「エベレストはまだ早いんじゃないかな」と、今回のチャレンジがイモ
トにとって時期尚早だったとする見解を示した。
なお、こうした厳しい意見の野口に対して、一部フォロワーからは、「ねぎらいの一言もなく、小馬鹿にしたような発言
に対して、受け取る方には違和感がありました」といった野口に対する非難の声も上がったが、これについて野口は「言い
たい事は分かりますが、山登りって、そういうセンチ的な感情論が実は一番良くないわけです。気を悪くしたらごめんね」
と反論。また、「(笑)」で付きで表現したことについては、「彼女の登頂に笑ったのではなく、ヘリを使わなければ下山
出来ないような状況でありながらそれでも片道はやるんだねと、デレビはそこまでやるんだね、と苦笑したわけ」と説明し
ている。