【テレビ/映画】没後20周年! 松本清張作品が毎年映像化されるワケ

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1禿の月φ ★
作家生活四十余年、その作品は長編、短編ほかあわせて千編にも及ぶ松本清張。
今年は没後20周年にあたり、3作品がドラマ化されている。4月には『市長死す』、
6月には『波の塔』、そして9月30日(日)には渡部篤郎と長谷川京子主演で
『危険な斜面』がフジテレビで放送予定だ。

“没後20周年記念”とはいうものの、実は清張作品は、今年に限らず1957年からの55年間、
毎年欠かさず(!)何らかの作品が映像化されている。さらに、『危険な斜面』は
過去7回も映像化されている作品。すでに今年のドラマ放映は終わったが、『波の塔』は9回(映画含む)、
『市長死す』は2回映像化されている。『砂の器』『ゼロの焦点』『点と線』といった代表作だけでなく、
このように繰り返し映像化したくなる作品が多い理由とは何なのだろう。

『危険な斜面』は、自身の出世のために社長の愛人となった過去の恋人を利用した男の黒い計画を描いた、
1959年発表の短編小説。男の出世欲が生み出した巧妙な完全犯罪が暴かれるまでが、最後まで予想できない展開で
読み手を夢中にさせた。氏の作品は社会派推理小説と名付けられるように、事件の背景に社会的問題が描かれていることが特徴。
ただし、根底にあるのは人間の欲望の対象となる財産や名声、出世、また貧困や差別、障害など、
いつの時代にも普遍的なテーマである。ゆえに時代を選ばないところや、その時代ごとの解釈を入れられるということが、
作り手にとっても映像化する際の魅力といえるだろう。(>>2以降に続きます)

ソース:ダ・ヴィンチ電子ナビ
http://ddnavi.com/news/86909/
※実況は各実況板でお願い致します。
実況headline
http://headline.2ch.net/bbylive/
2禿の月φ ★:2012/09/28(金) 11:55:20.23 ID:???P
>>1からの続きです)
例えば、2009年に公開された『ゼロの焦点』の映画版。メインテーマは原作同様、
人間の普遍的心理ともいえる「社会的地位の保身と向上」だった。ただ、その一方で、
殺人の動機については、原作では「戦争によって狂わされた人生がやっと豊かになったのに、
それが失われそうになったとき、殺人を犯す」というものだったのに対し、「夢や未来のためにしたこと」に変更され、
それが現代における説得力を増すためだったと監督の犬童一心は当時インタビューで語っている。
 
ちなみに『波の塔』『市長死す』など、男女の恋愛、愛憎劇も多く描かれている。
しかし決して下品ではなく、格調高い表現であること、ミステリー文学の古典として知名度抜群、
ファンの年齢層が幅広いことも、松本清張作品の人気の理由だろう。

巧みな物語構成、さらには独自の解釈が可能な余白とテーマの普遍性。松本清張作品が愛され続ける理由は、
その器の大きさといえるかもしれない。観客・視聴者にとって、また映像化にチャレンジしたい作り手にとって、
常に更新されつづける作品として。(了)


3名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 11:56:46.66 ID:+Un7hEP+0
砂の器って原作通りに映像化されたことないよね
原作ではお遍路とハンセン病について語られる場面て2行しかないし
4名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 11:58:25.34 ID:PmFsqZVE0
元祖たらこ唇だから
5名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 11:59:04.59 ID:PKmon55KO
波の塔って樹海ロケしたのか
6名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 11:59:13.49 ID:m0rVnI9j0
>>『危険な斜面』
京急の事か
7名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 11:59:35.47 ID:E0308cVf0
そういえば近所なのに松本清張記念館いったことないな
8名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 11:59:46.43 ID:l7RZYIfq0
>>3
原作だと犯人の職業が電子音楽家とかアヴァンギャルドすぎる
9名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:00:56.11 ID:k58y7TSq0
波の塔も市長死すも酷いつくりだったな
10名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:02:00.38 ID:4mgCsz6n0
司馬さんと清張センセの比較を作品の映像化って事だけに絞ったら。
ここは完全に清張センセの圧勝だな。
11名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:03:04.02 ID:l1d4LfnC0
読んでみるとわかるけどドラマ化しやすい書き方、ストーリーなんだよ
脚本家は楽だろうね
12名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:06:01.81 ID:knHd1dO40
この人に比べたら宮部とか誰だっけなんとかさんとか
詰まらないよな

なんかぶれまくりでまとまり無くて
13名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:06:10.52 ID:MfE8Q0n50
小説家はあまりインタビューでTVに出たりしないので生きてるのか死んでるのかよく分からんね
松本清張 横溝正史 次郎赤川
14名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:16:23.62 ID:0URww5xA0
>>8
考えてた殺害方法もぶっとんでたよねw
15名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:18:00.27 ID:tAD+YgVS0
清張作品はあんまり好きじゃない
横溝や乱歩みたいなのが好みw
16名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:26:22.38 ID:+Un7hEP+0
>>12
東野圭吾?
伊坂は映像向きの作品多いかな

>>15
社会派より本格好きかw
俺もそうかな
17名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:30:44.59 ID:XjF7qrvK0
ネームバリューがある
現代だから衣装が楽
地方でロケしなくてもよい
会話で説明できる
ネタがわかりやすい

作りやすいんだろうな
18名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:43:10.02 ID:xxOnux2+0
その時代のものは
変に現代に翻訳しないで
ちゃんとその時代の空気でやってほしいわ
ちゃんと金かけた英国ドラマとかああいう雰囲気好きなのよねえ
19名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:43:25.21 ID:hujPrpbv0
松本清張より清水一行の方が面白い
20名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:48:02.70 ID:zcgYz+QG0
みんなアホになっとんねん
21名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:53:14.76 ID:+Un7hEP+0
>>18
ジェレミー・ブレット版のホームズは凄すぐる
22名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 12:57:43.83 ID:t48LQN5aO
推理小説を暇潰しから文学に昇華した人だよね
文豪と言うには大衆的過ぎる観があるが
まあ、偉人だわな
23名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:28:20.04 ID:7MFf6QYJ0
携帯電話とか出たらもう清張じゃないじゃんw
24名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:30:12.52 ID:Z034Em4R0
本格探偵物語を松本清張の社会派推理が駆逐したが
今となっては松本清張の作品は時代と結びつきが強い分古臭くなってしまった
逆に本格推理物の方が時代を超越する力があるのは皮肉なことだね
25名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:34:23.52 ID:7reqBtMo0
丹波哲郎と森田健作のおかげ
26名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:37:55.29 ID:or92cTnSO
松本清張の顔真似で笑いが取れるよな
27名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:42:06.82 ID:zn4gYo7Z0
単純に清張作品に出せば役者としてのハクがつくから
とくにジャニとかお笑いとか多く抱えている事務所じゃ
自社制作でコンテンツ化したいくらい簡単につくりやすいドラマ
熟年層が見てくれるしw
28名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:51:08.33 ID:0URww5xA0
>>25
加藤嘉のおかげだろ。
29名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:51:36.44 ID:5ZZynk+60
もう、著作権が切れて、安く上がるからでしょ
30名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 13:59:31.11 ID:iKyv2NEd0
ミステリーの分野としてではなく文学史的にも100年後にも残ってるだろうよ
31名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 14:28:16.38 ID:7reqBtMo0
>>29
没後20周年と言ったらお前、没後20周年のことだぞ
32名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 14:32:01.79 ID:i39Q6E5wO
清張原作の映画と言えば岩下志麻
33名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 14:33:53.49 ID:QHpHixX20
>>25 いい映画だった 唐突に容疑者のあの過去の説明に入るのがスリリング
34名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 14:36:17.55 ID:8ryH/dx7P
>>33
バックに流れる音楽が良かったな。
特に、丹波哲郎が山陰に行く時の音楽と、
施設に送られる千代吉と息子が駅のホームで抱き合うシーンの音楽が。
35名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 15:04:19.05 ID:5Ga8UTHxO
>>6
くそこんなのでww
36名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 15:49:42.90 ID:T48px7rm0
共産党系の市民団体に、何かしら恩恵があるんじゃねえの?
37名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 17:12:45.40 ID:62+YiKbR0
>>24
なにいってんだ?w >>1のスレタイで

はいはい鮎川哲也とか都筑道夫とか高木彬光とか仁木悦子とか、
松本清張と違って今も新鮮に読まれまくり映像化されまくりだな。w
38名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 17:17:46.85 ID:vl14xpbU0
>>3
そもそも原作自体出版前に直されている。
元々は部落問題を扱っていたのさ。
39名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 17:26:51.27 ID:uIG9lGCq0
松本清張が電通の顧問を務めていた関係で
清張の版権管理は今も全て電通











40名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 17:43:36.05 ID:/7vzdNgE0
>>39
今の電通陰謀論的なものの源流が松本清張だよね
戦後昭和の不可解事件は全てGHQが絡んでる、と(まあ事実なんだろうけど
41名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 17:48:20.67 ID:0URww5xA0
>>37
高木彬光のは、映像化されても妙ちくりんなのしかないじゃんw
42名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 20:24:31.80 ID:7R7nXrWW0
松本作品が輝くモノは汚くて・ズルくて・しみったれた昭和中期時代に
作ってモンだけだと思う。

軽い阿呆な空気の平成には無理だ。
43名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 20:28:22.75 ID:AaSXDBga0
>>40
松本清張の息子は電通ではなかったな
44名無しさん@恐縮です:2012/09/28(金) 21:04:20.85 ID:zdQydKGUP
 内容が年寄り向けなんだろ。
本屋で学生が「まつもときよはる」と言ってて、清張の事だと気付くのに数秒かかったww
45名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 00:30:55.91 ID:NyEgQxpTP
>>44
それ本名だから全くの間違いでは無いけどな(´・ω・`)
46名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 10:14:49.53 ID:2QwqV8Ym0
映画化で最高峰なのは「砂の器」は異論ないが、推理なら「黒い画集・あるサラリーマン
の証言」ではなかろうか?小林桂樹さんの代表作だし、不倫隠しの嘘・細かいアリバイ
で覆される法廷劇として見ごたえある。
ドラマ化では女優上位だな。黒革・疑惑・天城越えにしても。美男・美女
が演じる事で生き生きするな。
47名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 10:57:13.95 ID:nv/Wek9k0
>>12
宮部は、薄幸で影のある美少年を楽しむための作品だから。
48名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 11:05:48.70 ID:o5fEAWm50
>>松本清張作品が毎年映像化されるワケ
作るたびに質が悪くなってるよ。
49名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 11:08:30.82 ID:KSSCu7Oc0
まあ面白いからなあ、清張もんは
50名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 11:09:45.99 ID:AVr6efQUO
何年か前の書道教授は面白かった。杉本彩が出てたやつ
51名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 11:41:21.54 ID:/o08IlGE0
サザエさんの長谷川町子

より
梶原一揆や
手塚治や
不二子不二男
松本清張
赤塚不二男

のほうがはるかにヒット作おおいのに

なんで国民栄誉賞なんだ
52名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 16:51:22.87 ID:wHf5V98TO
この人、あの顔でどうして男女関係の深いドロドロを書けるのか?実際ドロドロを経験してないと描写不可能な場面ばかり
小説を読み返す度に不思議に思ってた
53名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 17:23:01.16 ID:sJHM9sC+0
54名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 17:48:29.72 ID:hSU27FCe0
松本清張の長編は、中学生・高校生ぐらいで読むと面白い最高!と思うんだが、
大人になってから読むと、なんだか子供騙し感があるんだよね
初期の「点と線」とか「ゼロの焦点」なんかは流石だけど
かなり晩年の「十万分の一の偶然」なんて酷いもんだったわ

むしろ短編ものの方が奥深くて読後感もあるし文学性あるんだな

でも乱歩・横溝・清張の中で最も普遍的なのは乱歩だと思うな
55名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 17:53:24.47 ID:KmYZUHPG0
以前某局がやった、ゼロの焦点・・・
金沢駅の観光案内所WENSがデカデカと映ったのには興ざめ
時代設定を現代に置き換えたわけではなかったのに・・・
原作通りの時代設定は金がかかり、現代に置き換えようとすれば脚本の筆力がついていかない

56名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 18:51:28.65 ID:JWVuE0170
>>50
あれはTVオリジナル脚本みたいになってた
本の内容と全然違うけど面白かったな
57名無しさん@恐縮です:2012/09/29(土) 18:58:08.66 ID:z9qiYfLl0
>>52
さんざん意地悪された女性がいて、その経験が生きていると語ったことがある
それに顔だけで男の良し悪しが決まる風潮はバブル崩壊後からだよ
58名無しさん@恐縮です:2012/09/30(日) 00:29:22.46 ID:zK449CgF0
>>52
本が売れてきたら、飲み屋でカネにまかせて女遊びしたから
59名無しさん@恐縮です:2012/09/30(日) 14:55:24.47 ID:y98+WyWeP
>>54
>松本清張の長編は、中学生・高校生ぐらいで読むと面白い最高!と思うんだが、
>大人になってから読むと、なんだか子供騙し感がある

松本清張は注文に応じて、長編は書き飛ばしたからな。
晩年の作品は詰まらないのもあるよ。
但し、全盛期の昭和30年代後半に書かれた作品はどれも面白いぞ。
特に「わるいやつら」と「けものみち」の2大長編は、今読んでも凄く面白い。
60名無しさん@恐縮です:2012/09/30(日) 14:57:23.41 ID:y98+WyWeP
>>58
>本が売れてきたら、飲み屋でカネにまかせて女遊びした

吉行淳之介じゃ無いんだからw
むしろ「遊びに行きたいのを堪えて、机に齧り付けるかが大事だ」と
語っていた人だから。だからこそ、あれだけの仕事量と作品を残せたのだと思う。
61:2012/09/30(日) 21:50:46.20 ID:euvC3KDk0
「黄色い風土」映像化希望。

既に鶴田浩二主演で映画化されているが、時間は1時間半程度だそうで、
実際に観た事は無いが、あの内容を1時間半に納められるか疑問。
殆ど総集編みたいになってしまうのではないだろうか?

まともに映像化しようとすると、映画だと長くなりすぎる。
やはりテレビドラマが良いだろう。
2夜もしくは3夜連続スペシャルとか、
膨らませ方次第では1クールの連続ドラマ化にも耐えうると思う。

時代設定は原作通りで無いと成立しない話だが、
それは技術が進んだ現在では無問題。
「点と線」や「砂の器」も原作通りの時代設定でドラマ化出来たんだから。
62名無しさん@恐縮です:2012/09/30(日) 23:51:31.90 ID:UAMTSio+0
>>61
あの映画、作者が「あれは出来が悪いから」という理由で、安い原作料で済んだ、とどこかで読んだ。
63名無しさん@恐縮です:2012/10/01(月) 02:57:35.73 ID:eYJNpyMF0
人間の愚かさの描写はシェークスピアにも通じてて万人に分かりやすいと思う。
登場人物に自己保身で自業自得な人が多いから「バカだな」って感じ。
若い時読んで映画も見た鬼畜は、印刷屋の女房はなんて酷いと思ったものだけど
年いって子供授からなかった立場から見たら共感できた。
ただ松竹の映画版はあの音楽聞いただけで未だ涙が出る。
64名無しさん@恐縮です
>>57
なんでもバブルと結びつけるのはちょっとなぁ
昔も今も容姿はよくないのになぜか異性にもてる人というのは存在するだろ