2012/09/11 大島優子は女優としてもすごい!
よしりん先生の登場です!
大島優子が出演している『闇金ウシジマくん』 を見た。
平日の午後というのに満員で、どうなってるの?というくらい客席が埋まっていた。
若いカップルが多かった。作品はものすごく面白かった。
気の弱い人や、ハッピーな内容しか見たくない人は、この映画、拒否反応が出るだろう。
冒頭からイライラするほど、カネに狂った腹立たしい若者ばっかり出てくる。
しかし六本木あたりを根城にしている成りあがった若い実業家って、
本当にこういう奴らなのかもしれないと思わせる。
ウシジマくんが天罰くらせるのが痛快だ。もっとやってくれ!と言いたくなる。
わしは原作を読んでないから、この映画のみの感想だが、
悪人・山田孝之のぎりぎりの線で善が垣間見える瞬間がいいね。
そして大島優子が生活感があってリアルでいい!
これを武井咲や北川景子が演じてたんじゃ話にならない。
綱渡りのように、墜ちる寸前で踏みとどまっている若い女性の危なさがリアルに演じられていて、本当にハラハラした。
つまり、見事に感情移入させられていたのだ。
化粧っ気のない顔には、あどけなさや、無垢さも残り、だが現代女性の倫理感覚の危うさも、ちゃんと滲み出ている。
そして最後の大島優子の姿に、この映画の唯一の救いがすべて託されていた。
その平凡な一条の光が、主人公のウシジマくんのキャラの救いにもなるし、映画の陰惨さを和らげてくれる。
大島優子、いい演技だった。
AKB48のセンターで、歌えば哀愁を帯びた表情から、コケティッシュな微笑まで振りまき、踊れば誰よりも迫力ある
キレのある動きで目を見張らせ、メンバー全体にエネルギーを行き渡らせる先導者となり、
女優として演じれば日常を醸し出す貴重な役者として可能性を感じさせる。
あまり誉めるとAKBを卒業する恐れがあるから、かなり控えめに誉めておく。
まだまだAKBは卒業させないぞ!卒業すると言ったら、ボロクソに書くぞ!
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