第94回全国高校野球選手権栃木大会最終日は29日、宇都宮市の県営球場で決勝を行い、
作新が3−1の逆転で宇工を下し、2年連続8度目の甲子園出場を決めた。
作新の甲子園出場は3季連続。
両校の決勝での顔合わせは3年ぶり4度目。伝統校同士の一戦に加え、日曜日とも
重なったこともあり約7千4百人のファンが足を運んだ。
作新は1点を追う六回、ようやく打線がつながった。吉田紘大、山下勇斗の連打などで
2死二、三塁とすると、代打の羽石裕紀が右中間を破る2点適時三塁打を放ち逆転に成功。
七回には吉田の左中間適時三塁打で1点を追加した。
先発の筒井茂は許した連打が1点を失った五回だけ。緩急をつけた投球で被安打4と
要所を締めた。六回からはスイッチした水沼和希も被安打0の好投をみせた。
均衡を破った宇工だったが終盤、相手投手陣を打ち崩せなかった。五回2死から
小磯周平が右中間三塁打で出ると、篠原悠人の適時中前打で1点を先制。
しかし六回からは無安打に終わり、先発の尾島孝秋、三回途中から登板した
エース星知弥を援護できなかった。
全国大会は8月5日に抽選会を行い、8日に甲子園球場で開幕する。
作新・小針崇宏監督の話
まだまだ力不足だが、いかにチームとして戦うかというテーマを決勝の舞台で実践してくれた。
ナイスゲームでした。
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20120729/840371