【文芸】「最後の長編、ということになるでしょうね」　筒井康隆さんの連載小説『聖痕』始まる

筒井康隆さん連載小説「聖痕」　７月１３日から本紙朝刊で

筒井康隆さんの連載小説「聖痕」が、７月１３日から始まる。内容をうかがうことが難しいタイトルだ。
１９６０年代の終わり近く、東京に生まれた主人公の男の子は、たぐいまれな美しさに恵まれ、周囲を騒がせる。
だがその美しさゆえに、ある事件を招く――。

「そこから先はご勘弁を願います。内容を話すとやる気を失ってしまうし、いわゆるネタばれは読者にとってもつまらないでしょ」

悠然とそう言われると、仕方がないのである。ただ筒井さんのことだから、やはり「実験」と縁は切れない。
一つは、ある条件に置かれた人間はどのように成長するか、への考察。
１９世紀の作家エミール・ゾラは、自然科学の実験と同じく人間を観察でき、その結果を小説に書けるとしたが、
筒井さんは今回の試みを「本来の意味でのゾラ的実験」と語る。

もう一つは「言葉による触発に古語を用いる」実験。これには、２００９年春から１年余り、
読書で人生をたどった本紙読書面連載「漂流――本から本へ」が大きく影響しているという。

「昔の本を読み返すと、作家たちの表現が、古くさいけれど魅力的。
今は使われなくなった古い言葉が、とんでもなく新しいんですよ。
それらの言葉にまず、僕自身が触発されたんですね」

（>>2以降へ続く）

筒井康隆さん
http://book.asahi.com/S2800/upload/2012071200009_1.jpg

BOOK.asahi.com：朝日新聞社の書評サイト　[掲載]2012年07月12日
http://book.asahi.com/booknews/update/2012071200009.html

（>>1の続き）

「聖痕」は５年ほど前から構想して、古語辞典を傍らにじわじわと書き始めたそうだ。
そのころ、「もう短編小説で書くべきことはない」などと「卒業宣言」していたのに、
昨年来、文芸誌に続々と短編を発表しているではないか。あの宣言は何だったのか。

「作家は長編を書き始めると、それで世界を書き尽くしてやると思うものなんです。
でも途中で不可能だとわかる。すると、不思議に短編が出てくるんですねえ」とのことだ。

挿画を長男の画家伸輔さんが担当する父子共演も見どころだ。
「カット、イラストでなく一枚一枚、絵にしたかった」という。さまざまな色・材料を駆使し、内容に沿って描く抽象画である。

新聞小説は「朝のガスパール」以来、２０年ぶり。
前作の舞台は大陸間に旅客ロケットが飛ぶ未来だったが、今回はパソコンも携帯電話もない近過去から始まる。
どこか典雅で、立ちこめる空気も香り立つようだ。

「後半になるほど、古語でも楽しんでもらえるよう工夫を考えています。最後の長編、ということになるでしょうね」と語るが、
筒井さんのことだ。「最後」は保証の限りでない。（大上朝美）

筒井康隆 - 公式サイト
http://www.jali.or.jp/tti/
笑犬楼大通り
http://shokenro.jp/shokenro/

最後の楽園？

フサフサじゃねえか

てんかん患者が交通事故を起こしまくる話で

文学部唯野教授

モデルは美輪明宏？ピーター？

風の聖痕（スティグマ）

さっさと信でくれ
でないと俺のSF人生に区切りがつかん

堕地獄仏法

おもしろかった

いや　恐るべき内容だった

大江健三郎も最後詐欺をやってたな

美しさは罪〜♪ ＠パタリロ

遠い座敷が好き

聖痕というありきたりなはずの言葉を見て、
真っ先にクェイサーのソーマや聖乳が浮かんできた俺ヤバい

俗物図鑑で爆笑しました

この人死んだらどうなるんだろ
意外に初期のドタバタが評価されたりして

筒井って朝日新聞を傲慢だなんだと散々批判してたけど仕事は続けてたんだ。

石原さとみで映画になった小説
あれはつまらなかった

朝日かー

>>9
おまえのセフレなのか…

旅のロゴスが好きだなあ

なんとなく最後にふさわしい題名だと思う。
俺としてはダンシング・ヴァニティを総決算としても良いと思ったけれど。

驚愕の曠野が面白かったな。
実験小説でも筒井が書くと、ひと味ちがう。

虚航船団みたいな難解なヤツは勘弁してほしい

孫悟空が観音さんとヤりまくる小説が好きだ

朝日新聞だと朝のガスパール連載のライブ感が好きだった
ネット時代からすると屁でもないんだろうけども

この連載が終わった後のコメントを求められたらきっとこう言うのだろう




せいこん尽き果てました

>>21
旅のラゴスね。あれは面白かった

>>27
おつかれさまでした、先生。

読売が原発推進の基地で昔みたいに朝日読みたくて変えようと思ってたが
口座振替とかの手続きが面倒臭いので先延ばしにしてきたが
明日から朝日に変えないと。
朝のガスパール以来やわ取るの。
ガスパールの女主人公の話がエロくてムラムラしたわ。
今回は男か主人公。
連載終わる前に死なないやろな。

「基地外」という言葉は筒井が考案したこれ豆

王様のレストランに出てる人かと思ったらマリオみたいなおじさんか

筒井先生wラノベやったり最近頑張ってるなw

頑張れ元祖グロ作家！

>>27 ４８点

過去の人扱いされてるのかと思ったら、そうでもなくて安心。
最近作も読んで見ようかな

時をかける少女なら原田知世派な俺

筒井の挿絵は山藤がいい。生きてんのかね
「男前すぎて顔が描けない」が見たい

>>31
筒井が考案したのは「既知の外」で「既知外」じゃなかったか

>>31
「既知外」だろ

精魂つきはてたから
最期の晩餐なのかｗ

今電話で購読申し込んだが
どうせなら8月1日から連載してくれよ。
7月分1000円かかっちゃったわ。

朝日新聞最近面白いよな
原発事故シリーズやカオスの深淵シリーズ、
薄熙来失脚関連の中国共産党の内部闘争シリーズも読み応えあったわ
ただglobeは失速気味、立ち上げ当初の勢いがなくなった
でも本紙へのいい発破になったのかな？

復活は喜ばしいことだが、
折った筆はどうしんだ？
てんかん教会にでも、寄付したのだろうか？

後継者になるような人間がいないんだよなあ
もうこんな鬼才は出てこないだろうな

かけい君！

＞朝のガスパール

バスガールでてこないうえに、もの凄い終わり方だった
ベテランじゃないと許されないだろ

爺の最高傑作は問題外科

さすがに小松左京が死んだのは見た
あと誰だっけ
平井和正、豊田有恒、眉村卓、あたり死んでんのか
ぐぐるのも面倒

楽しみすなぁ

白雪姫の処女膜に小さな七つの穴が開いていた云々・・・

筒井先生の文学的な作品は読みづらくてつらいので
あまり高尚じゃない作品が読みたいです。

この人断筆してなかったけ？
どんな経緯で復活したん？

筒井道隆みないなー最近・・・・

ウィークエンドシャッフルは死ぬほど笑った

虚構船団とか、なんか前衛的なのはあんま好きじゃないけど

シニカルでブラックユーモアな作品書かせたら最強な作家だよねぇ

なぜか関西ローカルの番組で毎週江川達也と2人で出演してるな

いまどき新聞小説ごときで新聞を購読しようなんて人間がいるのか？？

そもそも新聞購読そのものを止めざるを得ない社会情勢だろうに

どっかのサイトでまとめて欲しい

>>57
逆に言えば、連載小説で客呼べる数少ない（下手すりゃ唯一の）作家なんだよ。
リアルタイムに何か仕掛けたりするから、「後でまとめて読む」だと後悔する可能性あるし。

体制に擦り寄っていってついには文壇の権威と化した俗物の筒井と比べ
最後まで孤高を貫いた星新一こそ真の作家

>>56
毎回欠かさず見てる地上波番組はビーバップだけだわ

わけわからんややこしいのより
問題外科や乗越駅の刑罰みたいなの書いて欲しい。

たまには聖痕のジョカのことも思い出してあげてください
>>43
復活も何もここ数年バリバリ書いてるよ？

教祖様にでもなるのけ？

笑うなで大笑いしたなぁ
「家」の雰囲気が好き

>>43
断筆宣言も複数回してるだろ
この人。

聖痕と言えば、クェイサー
巨乳で癲癇でせうか？

この人の小説は何か独特
たまに読んでて不快感を伴うけど嫌いじゃない

ビアンカってどうなったの？

魚卵観音記は名作、声に出して読んでみてもいい

七瀬・・・

>>56
筒井とか関係なしにあの番組おもしろい

最後の喫煙者をリアルでやってくれよ筒井

どのスレに行けば毎日jpgで読めるのです?

>>68
>たまに読んでて不快感を伴うけど

わざと強い言葉や汚い言葉を選んで、露悪的に書くのが好きなんだろうなーと思ったりする。
ただ、時をかける少女とか見ると、その気になれば逆にそういうものを完全に排してだって
書く技術はあるんだろうけどね。

>>56
二人ともやけに楽しそうだよね

キリスト的な救世主の物語っぽそう

昔のエッセイで、死ぬ間際にキリスト教を思いっきり茶化したものを書きたいとか言ってたけど、今作がそうなの？

星海社の太田とは縁切ったの？

大昔に読んだ「農協、月に行く」は、思春期を迎えたばかりの俺には衝撃的だった。

そして完結後、今監督にアニメ化してもらいたかった…… 勿論音楽は平沢で

>>65
同感です！
私も家が大好きでなんども読み返しました。
ああいうどこか郷愁を誘い幻想的な作品が好きです。

>>75
筒井相手に書く技術か…
なんか微笑ましいなw

>>5
賛成

てんかん協会とかいろんな敵と戦ってる印象。

>>75　プッ

死ぬまで頑張ってくれい

>>85
JT関係の広報誌に寄稿していて
まぁ面白かったなあ。
タバコを飲み肉を食らうことの
すばらしさを延々と書いていた。

>>79
何やったんだよｗ

朝日新聞の連載小説か…。


読めるのは暫く先になるなぁ。
図書館に通うわけにも行かないし。

精魂を込めるわけだな

>>56
よく知らないけど(ビーバップはみてるよ)、神戸在住じゃなかったっけ？
江川さんはもっとよく知らない。
ま、みんながレスしているとおり番組としては好番組だからいいや。

原宿に家あるよね、神戸の家もまだあるってことかな。
その番組見てみたいな。

短編が面白い

七瀬ふたたびのふたたび

>>93
「家をたくさん持ってるのがステータス、というのは古いかもしれんが、
できるだけ家を持ちたいと思ってる」というようなことを書いてるからな。

筒井康隆は関西人だ

鹿沼くんだっけ
あれこえぇぇぇ

まだ生きてたのがSF

筒井さんの｢毟りあい｣を、以下のキャストで映画化希望。

井戸／堺雅人
井戸の妻／檀れい
井戸の娘(原作は息子)／芦田愛菜
小古呂吾郎／木村拓哉
小古呂の妻／沢尻エリカ
小古呂の娘(原作は息子)／谷花音
百百山刑事／高倉健
安直刑事／織田裕二
隣の韓国人夫婦／チャン・ドンゴン、チェ・ジウ

>>92
宝塚　自宅も有名

地震のときは垂水に住んでた

「家」もいいけど「鍵」もなかなかいいよ。

遥かなるサテライト群
夢の検閲官
北極王

こうゆう、国語の教科書に載るような
真面目な作品も書けるのね。

遺作ってことか。筒井も人並みに寿命がくるのか。予想外だわ。

毎日放送ラジオで深夜にやってた
ラジオ図書館って番組で
走る取的を聴いて寝られなくなったな。
すげー怖かった。

>>68　この人の作品は、その作品を支える思想や設定や展開が、ひどくタイトなんだと思う。
とてつもなく切羽詰まってる。
だからリアル基地外に強くアピールしてしまい、つきまとわれたり、自宅に突撃されたりするんだと思う。
リアル狂人の感じる切羽詰まった世界観をひどく揺さぶるようになってるんじゃないかな。

>>90
大きい病院の待合室に置いてあるよ。

高校時代は「七瀬ふたたび」とか大好きだったけど
今になると「家族八景」こそ、実験的で深い作品だったと分かる
「七瀬ふたたび」は、ありきたりな設定の通俗小説でしかない。

だからこそ思う。高校時代に「七瀬ふたたび」を読んどいて良かった

乗り越し駅の刑罰とか、海外に類似の作品ってあるの？

有名どころのオッサンオバハン作家ども、現代から逃げ過ぎ。
どんだけＰＣや携帯電話作中に出したくないんだよ

未完で終わるかも・・・

殺すなよw

筒井に合わせて朝日新聞購読した前部に書いた裳のやが
読売から朝日に筒井に合わせて購読変えようと思い購読したが
朝日読んだら色々気に食わないのでサービス一週間配達の2日読んだが今日お断りした。
筒井の話が美少年と男色の話で好きじゃ無いので読みたくなくなったから

前部に書いた者やが

そうか１週間サービスので試読するという手があったか。

よく分からんが、こういった間違った環境に置かれた美少年設定って、
乱歩や横溝やその他おおぜいのそういう傾向の作家達が既に書いてたりするんじゃないの？
まあそこらは全て渉猟して、未だ書かれてないものを書こうとしてるのかもしれないけど。

だってＢ級だし

>>114
意味を理解するのに3〜4回読み直した。

>>119
一行目が凄いよな。キチガイが書いたのかと思った･･･(´・ω・｀)

虚構船団の文房具船員かよ。
彼は完全に気が狂っていた。

>>114
悪文過ぎﾜﾛﾀ

>>100
この作品をリアルに描かれるとしんどいなあ。

野田秀樹が舞台でやってたけど、あれくらいの嘘というか仕掛けがないと、ちょっと見ていて辛い気がする。

「朝のガスパール」担当のこの朝日の大上が頻繁に「言葉狩り」をしてストレスが蓄積し、
ついにてんかん協会でキレて断筆、って経緯だったっけ？

>>114
悪文の要素、すべてが入ってるみたい。
こんな異常な文章を書く人が本当に本を読めるんだろうか。

>>114
筒井本人が書いたんかと思わせるような美文体だな(棒)

最後なんて言うなよ…。星さんも小松さんも亡くなった今、筒井がそんなこと言うと余計に寂しくなるじゃないか…

ああトラウマが甦る・・・
おすもうさんがこわいよ

日本のSF第一世代も数少なくなったな。
栗本まで死んじゃってるしなあ。

あれ？はるか昔に断筆宣言してたよね？ｗ

まだ生きてるのか

阪神大震災の後神戸をあっさり捨ててから
なんとなく足が遠のいてしまったなあ
311以降はこの人どこに住んでるのかな？

東京住まいは、筆が荒れるからと言って
今でも東京圏を主たる住居にはしてなかったんじゃないかな。
それから震災後も、自宅に狂人女が特攻して来てなかったか。
あれは震災前だっけ。例の狂人対策を施し塀を高くしてた家。

来月この人が書いてのいぢが挿絵の精子観察小説が出る

>>132
芦屋に住んでるってレスあるよ


ビーバップハイヒールでこの小説の宣伝の時に宗教に入ってる人は読まない方が良いみたいな事言ってたな

もう78なんだね、そろそろ長編小説を書く気力、体力が保たなくなってきてる
のかも、今までお疲れサンでしたｗ

ビーバップが有馬温泉でロケした時、筒井が「（有馬は）うちの近所」と言ってたから
宝塚あたりじゃないの

前は垂水だったはずだが