(
>>1からの続きです)
「そこまで彼女に夢中になれて、迷うことなく『歌と踊りでやっていきたい!!』と思えたのは、
今のようにインターネットがない時代に育ったから、というのも理由のひとつかも。
私が10代の頃は、今みたいに情報が飛び交っていなくて、私にはそのビデオテープ
(ジャネットのライブ映像)しかなかった。だから、夢を絞り込めたのかもしれないですね」
「すぐにインターネットで情報収集ができて、選択肢がたくさんあるってことって羨ましくもあるけど、
結局本当に何がしたいのか迷ってしまうこともありそう」と語る安室さん。
はたから見れば、適職に出会ったようにしか見えないが、彼女自身は
「『この世界がダメなら別の道に行く』という選択肢がなかったから、
歌い、踊り続けてこられた」と思っているそうだ。(了)
【『MORE』2012年8月号 「20年目のリアル・メッセージ 安室奈美恵」より】