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>>1からの続きです)
また、満島が劇中で三角関係に陥る相手役を演じるのは、ベテラン・小林薫と注目の若手・綾野剛。
「海炭市叙景」に続き熊切監督とタッグを組む小林は、年上の男の寛容さとずるさを併せ持つ慎吾に扮する。
嫉妬(しっと)と孤独に苦しむ年下の男を体現する綾野は、「ただただ情緒あるたたずまいで
木下亮太という感情を愛情いっぱい生きさせていただきます」と意欲をみなぎらせている。
この2人に対し、満島は「小林さんの哀愁漂う深さと、綾野さんのみずみずしい鋭さ、
スタッフたちのたくましい柔らかさとともに、花盛りの女・知子を、のびやかに生きていたいです」と語っている。
劇中の舞台は東京だが、昭和30年代の街並みをロケセットで撮影するため、兵庫の古きよき建物が残る加古川などで撮影中だ。
熊切組の常連・宇治田隆史が脚本を手がけ、若き天才・近藤龍人が撮影を担当する。6月25日に撮了予定。
「夏の終り」は、2013年に全国で公開。(了)