◆ブラジルW杯アジア最終予選B組第1戦 日本―オマーン(3日・埼玉スタジアム2002)
オマーン代表が、試合当日の雨天を警戒していることが判明した。埼玉スタジアム付近の天気は
降水確率50%だが、オマーン代表スタッフは日本の関係者に当日の天候を神経質なほどに調査。
オマーンは年間通してほとんど雨が降らず、イングランドのウィガンでプレーするGKハブシ(30)
以外の選手は雨でのプレー経験が少ないため、ぬれて滑るピッチを心配した。
2010年ドイツW杯ではカメルーン代表を率い、日本代表と対戦(1―0で日本勝利)している
オマーン代表のポール・ルグエン監督(48)は、前日会見の席でライバルを“褒め殺し”。
「日本は2年前より強く、バランスがいい。香川のような新しい選手も入って、ワールドクラスの
チームだ」と絶賛した。
それでも指揮官は「どのあたりが日本の強さか、どの選手が影響力を持っているかは見えている」
と分析には自信ものぞかせた。主将のGKハブシも「自信はある。僕たちは3次予選で大変な
グループを勝ち抜いている」。サウジアラビアを抑えて最終予選に進出した勢いそのままに、
日本の前に立ちはだかる。
◆日程に不満 ルグエン監督は、強行日程に不満を漏らした。オマーンは日本戦の後、
8日にホームでオーストラリア戦、さらに12日に敵地でイラク戦と、10日間で行う3試合で
長距離移動や時差への対応も必要に。試合後はすぐにチャーター機で離日する予定だが
「かなりの不利だ。スケジュールなので仕方がないが…。回復をしっかりしていくしかない」と話していた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/world/news/20120602-OHT1T00233.htm