(一部抜粋)
苦しんだ。しかし、これこそが、求めていた最高峰の戦い。開幕を控えたある日、本音を漏らした。
「(日本とは)野球が競技として違うぐらい(レベルの)差がある。日本に来て通用している外国人選手は実際は3Aにもいないし、2Aレベルぐらい。差が凄くありますね」。力勝負を求めて渡った舞台の世界観を肌で感じていた。
だからこそ、強い信念もある。それは日本人投手の地位を再び向上させることで「ダルビッシュだからではなく、日本人だからできたと言われたい」という。
「夢や希望で来ているわけではない。そんな理由だったら、自分は野球をやめています」とまで言い切った。
初勝利は到底、満足できる内容ではなかった。それでもメジャーに足跡を刻んだことには変わらない。挽回のチャンスは今後いくらでもある。それは総立ちで称えた地元ファンが一番分かっている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120411-00000007-spnannex-base