イシさんとの思い出シリーズ
元・柏の監督である石崎信弘監督、それに古邊考功フィジカルコーチとの再会を、
選手達は楽しみにしています。
大谷秀和選手、栗澤僚一選手などももちろんのこと、若手選手達も2人との思い出は多いようで。
高校3年生時、石崎監督に見初められて比嘉厚平選手(現・山形)とともに2種登録されて
トップチームに帯同していた酒井宏樹選手は、こう話しています。
「石さんは、チームが変わっても優しく話しかけてくれます。去年のJリーグアウォーズでも話をしました。
舞台袖で石さんの蝶ネクタイをつける役目になったんですけど、オレ、付け方がわからなくて(笑)。
そんなこともありました(笑)。石さんは、一年早くトップの世界を体験させてくれました。貴重な体験でした。
古さん(古邊考功フィジカルコーチ)も、たくさん自分の面倒を見てくれました。
今回、相手にはなっちゃうけど、良いプレーを目の前で見せたい。まだ、石さん前では
試合に出ていないんです。あのときとは違って、目の前で試合に出ている姿を見せたい気持ちがあります。
それが、恩返しにもなるのかなと思うので」
そして酒井選手と同期の工藤壮人選手も、2人との再会を楽しみにしている選手のひとりです。
「石さんには、まだユースだった高3のときに鹿児島キャンプでお世話になりました。あのときは、プロに入る
ためにどれだけアピールできるかという瀬戸際だった。鹿児島キャンプ中のFC東京戦、オレがPKをとって
わざわざ蹴らせてもらったんですが、外してしまって。ゴールが何よりのアピールだと思っていたので、
外したのが悔しくて涙がでてきたんです。『なんで泣いてんだよ』って周りには笑われたけど。
札幌にはフルさん(古邊コーチ)もいます。自分が紅白戦にも出られないとき、一緒にグラウンドのはじっこで
布さん(布部陽功コーチ)と一緒に3人で練習してくれたりしてくれた。本当にお世話になった。
成長した姿を見せたい」
ミニゲームでの一発芸や、厳しかったフィジカル練習などが石崎監督時代の柏名物でした。
選手達から鬼軍曹とも恐れられながらも、チームの雰囲気をとことん明るくしていた古邊コーチ、
そして石崎監督。『石崎チルドレン』は、恩師に成長した姿を見せられるでしょうか。
http://blogola.jp/p/25895