韓国プロスポーツ界の八百長事件を捜査中の大邱(テグ)地検は
28日、LGの金聖賢投手(23)がブローカーからの依頼で故意に四球を
与えて礼金を受け取っていたとして、国民体育振興法違反容疑で拘束した。
LGの別の投手(26)にも同じ疑いがあるとみて捜査している。韓国メディアが報じた。
金投手は、25日に逮捕されたブローカーからの依頼で、ネクセンに
所属した昨年、2度にわたって試合の1回に故意に四球を与え、1度につき
少なくとも300万ウォン(約21万円)を受け取った疑いが持たれている。
ブローカーは違法賭博サイトで「1回に四球が出る」ことに賭け、もうけた
金の一部を金投手に渡した模様。疑いが持たれている別のLG投手にも2度
依頼したと供述しているという。
一連の問題では、バレーボール男子プロリーグの4選手が永久追放される
など影響が広がっている。大邱地検はバレーボールの事件で逮捕した関係者の
証言から金投手の事件に着手しており、八百長が各種競技に広がっている疑いがある。
[2012年2月29日8時54分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20120229-910446.html