3日に行われたブンデスリーガ第20節、ニュルンベルク対ボルシア・ドルトムントの一戦は、アウェーのドルトムントが2−0の勝利を収めた。
ドルトムントMF香川真司は、フル出場している。
香川は序盤からキレのある動きを見せた。開始10分には、まず守備で大仕事。
ニュルンベルクのセットプレーでドルトムントは大きなピンチを迎えたが、ゴールライン上で香川がクリアに成功し、相手に先制を許さない。
序盤はニュルンベルクに押し込まれたものの、ドルトムントは無失点でしのいだ。
すると、攻撃でも香川がインパクトを残す。28分、ペナルティーエリア右で鋭いターンから縦に突破すると、グラウンダーのクロスを送った。
36分には、右サイドからのクロスが反対サイドに流れると、香川はグロスクロイツからの折り返しを下がりながら右足のアウトサイドで合わせた。しかし、このシュートは勢いが足りず、GKが間一髪で止める。
相手守護神の壁に阻まれ続けたドルトムントの攻撃が実ったのは、後半開始直後だった。
48分、ベンダーの負傷で前半途中から出場したライトナーが、敵陣左サイドの浅い位置からグラウンダーのパスを右前方に出すと、するすると人混みを抜けたボールがペナルティーエリア右へ。
ここにピシュチェクが走り込んでマイナスに折り返すと、ケールが押し込んで先制した。
63分には、香川に見せ場が到来。左サイドでドリブルを仕掛け、一人かわして決定的なパスを送る。しかし、シュートコースを変えようとしたレヴァンドフスキの位置がオフサイドだったとして、審判の笛が鳴った。
それでも、82分には試合を決定づける2点目が決まる。カウンターからチャンスをつくると、グロスクロイツのパスを受けた香川がシュート。これはGKのファインセーブに阻まれたものの、こぼれ球にバリオスが詰めていた。
72分から投入されたバリオスの復活ゴールでリードを広げたドルトムントは、これで2012年に入って3連勝。暫定で首位となっている。
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