G大阪が今季の新戦力として、FCソウルに所属する韓国代表FW李昇烈(22)を
獲得することが30日、濃厚となった。すでに交渉は完全移籍の方向で大詰めとなっており、
近日中にも正式発表される見込み。クラブ関係者は「FWに加えてサイドやオフェンシブな
中盤もできる。ガンバのチーム力は上がるはず」と口にし
李昇烈は08年にFCソウルに入団すると、高卒1年目でいきなりKリーグ新人王を獲得。
10年1月に韓国代表デビューを飾ると、W杯南アフリカ大会のメンバーにも選出された。
同大会では途中出場1試合のみながら、高い得点能力と左利きを生かしたドリブル突破には
定評があり、今後の同国代表を背負う逸材として注目を集めている。
G大阪にとってもFW陣の補強は急務となっていた。昨季15ゴールを挙げチーム得点王と
なったFW李根鎬(イグノ)が蔚山現代へと完全移籍。さらにFW平井も新潟へと期限付き
移籍した。FWパウリーニョを獲得したとはいえ、ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)
も戦う中で層の薄さは否めなかった。
チームはこの日、大阪市内でオフィシャルパーティーを開催。スポンサー関係者ら約500人
が集まり、壇上に上がったセホーン新監督は「一丸となれば目標としているタイトル獲得も
達成できる」と抱負を語った。メンバーを大幅に入れ替えて臨む今季。李昇烈というラスト
ピースを加え、頂点を目指していく。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2012/01/31/kiji/K20120131002540350.html