■なぜメッツに日本人選手が多いのか
さて、前記のダーリン氏の言葉にあるように、メッツはこれまでかなり多くの日本人選手を獲得してきた。
柏田貴史、吉井理人、新庄剛志、小宮山悟、野茂英雄、石井一久、松井稼頭央、高津臣吾、高橋健、高橋尚成、五十嵐亮太……。
しかしこうやって歴代の選手リストを見ると、活躍した選手が少ないことにもすぐに気付かされる。
失敗補強の代名詞のように語られてしまっている松井稼を始め、あとは軒並み期待を裏切っている。
それにもかかわらずメッツが日本人選手とほとんど毎年のように契約し続ける理由は、いったいどこにあるのだろうか?
それを尋ねると、ダーリング氏は少し躊躇(ちゅうちょ)しながらこんな答えを返してくれた。
「日本人に限らず、近年のメッツはアジア、ラテンの好選手を重視して獲得する傾向があった。
選手の能力はもちろん、人種の多様性を考慮に入れていたはずだ。ニューヨークはミルウォーキーやシンシナティとは違う。
多くの人種が共存するこの街では、ロースターも多様な方がビジネスに旨味が出る。
日本人選手を獲れば、日本マーケットにアピールできるのは言うまでもないからね」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/mlb/text/201105240003-spnavi.html ジャパンマネー要員で拾われるかっこ悪い福留w