(一部抜粋)
今オフ、球界で最も“熱い”のが、TBSホールディングス(HD)から横浜球団を受け継ぎ、オーナー会社となった交流サイト運営大手のディー・エヌ・エー(DeNA)かもしれない。
中畑清新監督が、活発に動き回り、注目度は抜群だ。DeNAの春田真オーナー(43)は産経新聞のインタビューに応じ、観客数を昨季の1・5倍に増やすことで、3年での黒字化に自信をみせるとともに、野球界を変える、との強い意気込みを語った。
−−中畑監督が初代監督に就任。明るいキャラクターで話題を呼んでいます
「買収するに当たり、横浜のイメージがわかなかった。プロである以上、目立ってなんぼ。目立ち方として『強い』のは当然だが、すぐに強くならないかもしれない。情報発信は今からできる。一番のスポークスマンは監督。注目されていて、非常にありがたい」
−−日本の球団では数少ないGM(ゼネラルマネジャー)制度を導入しました
「(私は)野球のことを知らないから。編成をほったらかしにするつもりはないが、決めるのは高田GM。横浜に根付きたいと思っているので、戦力になるなら横浜出身の選手は入れていきましょうという話はした」
−−高田GMに求めるのは
「中期的にチームを強くしてもらいたい。必要に応じた戦力は補強するが、若手を育てる視点が必要だと思う」
■VIPルームを
−−3年で経営を黒字にする目標を掲げている
「どんな事業を立ち上げるときでも『3年で黒字』というのは普通。目新しいことではない」
−−球団の年間の赤字は20億円といわれている
「入場者数が12球団で1番少ない。3万人収容の球場に対し、チケットを買って来る人が50%に満たない。他球団の平均は70%。20%分、上げなくてはいけない。
(観客は)チケット額が安い外野席が多く、高い内野席は空席が目立つ。2万人強が常に入れば、入場者数が今の1・5倍になる。チケット収入は数値上、1・8倍となり、現在、30億円強のチケット収入が20億円増の50億円になる。
観客が増えれば物販収入も増えるし、注目されれば、広告収入も伸ばせると思う」
>>2以降につづく
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120118-00000591-san-base