ダルビッシュを射止めたのはトロント・ブルージェイズか−。
ポスティング・システム(入札制度)による大リーグ移籍を目指す日本ハムのダルビッシュ有投手(25)
に対し、入札したとみられる6球団のうち、最高額で落札し、「独占交渉権を得たのはブルージェイズ」と、
米ニューヨーク・ポスト紙が15日(日本時間16日)、報じた。
入札額は5000万ドル(約39億円)超とみられるという。
同紙はベテラン・コラムニスト、ジョージ・キング記者の署名で「ブルージェイズがヤンキースや他球団
の入札額をしのぎ、独占交渉権を確保したようだ。さまざまな情報源の話を総合すると、
ブルージェイズはオーナー会社のロジャース・コミュニケーションズの強い指示で巨額の資金を投入した。
その額は噂された5000万ドルを超えるモンスター(怪物)のような額だった」と報じた。カブスやヤンキース
も入札したが、及ばないだろうと指摘している。
また、ブルージェイズが独占交渉権を獲得し、ダルビッシュと契約を結ぼうとした場合、
5年総額7500万ドル(約58億5000万円)が必要になると推測している。
ダルビッシュへの入札が締め切られたのと同時に米メディアでは落札球団の予想などをめぐり、
報道合戦がいまなお続いている。
これまでの報道を総合すると、入札にはブルージェイズ、レンジャーズ、ヤンキース、カブスなどが
加わったとみられるが、一方で日本ハムの首脳陣がただちに「YES」の返答をせず、丸1日沈黙を守っ
たことについて、「いったい何が即答を妨げているのか」との推測が飛び交った。
ポスティング・システムの特徴だけを考えると考えられるのは3つ。
(1)あまりにも入札額が低すぎた(2)逆に予想より高すぎたために、今後年俸の交渉に入った際、
ダルビッシュの年俸が不当に低く抑えられる恐れがある(
3)他の球団がダルビッシュ獲得を阻止するためだけに途方もない額を提示したとみられる、というものだった。
このうち、最も可能性が高いとみられたのが(2)だ。
(続きは
>>2以降)
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20111216/bbl1112161544008-n1.htm