【サッカー/アメリカ】独立リーグのリッチモンド・キッカーズに所属する廣山望「Ｊ２の選手のまま終わらなくて良かった」

「実力次第、誰にでも門戸が開かれているな、と感じました」

アメリカの独立リーグ、ＵＳＬのリッチモンド・キッカーズ（本拠地リッチモンドはバージニア州の州都で人口20万人）に所属する廣山望は、
アメリカという国の寛容さについて語った。

「例えば、アメリカでは誰でも150ドルを払えばトライアウトを受けられるんです。

だからスニーカーで来る人と去年までプロだった選手がプレイするわけですが、
チャンスが平等に与えられ、色眼鏡では見られない。実力があればスカウトされるし、
300人くらいが参加してひとつのビジネスになっているんです。まさにアメリカ社会の縮図ですよね」

廣山は１９９６年にジェフ市原（現在のジェフ千葉）に入団するや、1年目からレギュラーに定着した。97年のワールドユース、98年のアジア大会で日の丸を背負い、
当時はジェフの看板選手だった。２００１年にパラグアイのセロ・ポルテーニョに移籍し、リベルタドーレス杯で日本人初得点を記録するなど活躍を見せ、
フィリップ・トルシエ監督時代の日本代表にも選出された。

その後はポルトガルのブラガ、フランスのモンペリエに所属し、海外を渡り歩いている。２００４年にＪリーグに復帰以来、東京ヴェルディ、セレッソ大阪、ザスパ草津などで足跡を残した。
単行本『フットボール・ラブ』の前作にあたる『アンチ・ドロップアウト』の取材で出会ったのはこの頃のことだ。だが廣山は２０１０シーズン終了後に戦力外通告を受けた。

新天地に選んだのは、スポーツ大国アメリカだった。
「僕は３日間のテストで、キッカーズの入団が決まりました。実は練習に参加する前、“33才という年齢では厳しい”と言われていたんです。

でも現地の紅白戦でバンバン点を取って、そのプレイが評価されて２年契約を提示されました。見たものをフラットに信じてもらえたというか。
日本だったら”ベテランだし、ビザの問題もある”となっていたと思います。同じテストにアメリカ人も含めて14，5人の選手が練習参加していましたから」

>>2以降につづく
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20111212-00000303-sportiva-socc

日本にいるときは、「ベテランとしてするべきこと」を常に意識せざるを得ず、自分に年長選手としての付加価値を付けようとした。
しかし、自由の国アメリカでは年齢が上でも実力がすべてだった。白黒のはっきりした環境は、Ｊリーグの状況に倦（う）んでいた廣山にとって活力となったという。

実力を認められるや、クラブからは至れり尽くせりだった。
「アパートはキッカーズが契約してくれることになっていたので、家具付きの部屋を頼んでいたんです。

自分としては、ベッドを確保してもらえれば後は何とかなるくらいの気持ちでしたが、現地に到着するとシーツやタオルだけでなく、
ベビーベッド、炊飯器、箸、歯磨きセットまで揃えてくれていて。選手の子どもが使ったおもちゃまで集めてくれていたのには感動しましたよ」

ＵＳＬはベッカムやアンリがプレイするＭＬＳにもチームや選手を輩出しているが、ＦＩＦＡの管轄外にある独立リーグであり、
「選手の交代枠５人」など独自ルールが採用されている。リーグ戦開催は４月から８月までだが、５日で３試合という日程もＵＳＬならでは。30試合以上を戦う。
選手は基本的にプロ契約だが、オフには少年少女を対象にした指導をして生計を立てているという。

「アメリカは大学でスポーツが回っている印象ですね。経済的にも恵まれていて大規模なスタジアムや練習場なども持っています。
選手はアメリカの大学に通い、そこでのプレイが認められてチームに入団するというケースがほとんど。キッカーズに関して言えば、元プロ選手は自分だけですから」

キッカーズにはブラジル、カメルーン、ジンバブエ、シエラレオネ、ウガンダなど各国選手が在籍しているが、それぞれアメリカの大学を卒業し、
選手用のビザでプレイしている選手たちばかり。プロ選手としての野望より、労働ビザの取得やグリーンカード取得など、何よりアメリカ定住を優先しているという。

モオノキ

とはいえ、チーム力は決して低くはない。
今シーズン、日本の天皇杯に当たるＵＳオープンカップでは、ＭＬＳのチームを二度も下し、ベスト４に進出した。ベスト８に入ったＵＳＬのクラブはキッカーズだけだった。

トップ下としてプレイした廣山は、強豪コロンバス・クルー戦では貴重な得点を記録し、金星に貢献している。
準決勝ではシカゴ・ファイアーに２−１と惜敗したものの、アウエーで堂々と渡り合ったという。

「Ｊ２の選手のまま終わらなくて良かったな、と思っています」廣山は穏やかな表情で語っている。
「自分は海外でプレイしてＪリーグに戻り、ヴェルディでは降格も昇格も経験し、ザスパのように、一人の人間がたくさんのことをすることで成り立っているクラブでもプレイし、
いろんなモノを見たつもりでいました。でも、アメリカではまったく新しい価値観と出会い、行ってみないと分からないことがあるんだな、とつくづく実感しましたから」

ＵＳＬの平均観客数は２０００〜３０００人だが、ビッグマッチでは５０００人近く入ることもある。
何よりサッカーが人々の生活に深く馴染んでおり、キッカーズの予算も少年少女を対象とした大規模なサッカースクール経営で賄（まかな）われている。

廣山の自宅の窓からは８面の広大なサッカー場が見渡せ、夕方になるとそこは少年少女たちで埋まるのだという。
廣山は来年２月に渡米、来季もキッカーズでプレイすることが決まっている。

画像
http://www.uslsoccer.com/images/photos/3473301434733014.jpg
廣山望Nozomi Hiroyama
http://www.uslsoccer.com/teams/32669232/22375-32669299/34733014.html

リッチモンド・キッカーズ
http://www.richmondkickers.com/

北原

公文式

クラブ遍歴を見ると日本でも強いところでやった経験がゼロで終わったんだなこの人。

Jリーグはどんなに実力があってもコネが無いとセレクション受けられないからな

正論だな
日本はまず色メガネがあるからな

しかしそれはスポーツの世界だけの話でアメリカ社会はもっと厳しいぞ

師匠の放浪といい勝負だなｗ

日本みたいに小さな国で埋もれた人材が海外で活躍するケースは増えている
日本はそれだけ才能を潰している国ってことだ

キッカーズって久しぶりに聞いた

引退してたと思ってた

当時は海外にいるというだけでも一つのステータスだったから、何で廣山を呼ばないんだとか、呼んでも全く使われなくて何で使わないんだ、とかトルシエとジーコが叩かれてたけど、この人のその後の経歴を見れば当時の代表監督の判断は正しかったと言わざるを得ない

今で言うとロシア二部にいるだけで楽山を代表に呼べ呼べいってるのと同じレベル

パラグアイ時代がピークだったな

昔、コロコロを読む三大目的がキッカーズとラジコンとドラえもんだった

MLSにいる奴代表に呼ぶ呼ばないみたいな話あったよな

野球でも独立リーグで放浪して消息不明になってた選手がいたな

木村か

チームの昇格もカップ戦もあるのに独立のままなのか

まだ現役だったのか

>>15
楽山ってそんなこと言われてないだろw
しかも活躍してたとも聞かないし、今は中国だろ？

>>19
誰だっけ
そこそこ有名だった気がする

広山といえばパラグアイ

>>15
廣山は海外に渡る前からユース代表で期待されてたし
ジェフでもバリバリ戦力で名が知れた存在だったんだけど？
そんな選手が突如パラグアイのセロに行くとなって「なんで？欧州じゃないのか？」って皆驚いたんだよ。

ひっそりロシアに渡った無名の楽山とは全然違う。
因みに今は中国でトルシエの下でやってるらしいな。

向こうが大空翼なら、こっちは大地翔(かける)や！

チビな無名アマチュアでせむしみたいに猫背でビッコ引いてた選手がテスト受けて、
現役ブラジル代表の主将ＤＦをチンチンにしてボタフォゴに入団した例があるからな
チャンスは万人に与えるべき

2ちゃんでも年齢と身長でしか選手みない奴多いよな　それじゃチョンと変わらんのに

いや　ぱっと
しない奴

>>7
でも旅人の中田だって、ローマでは優勝したけども、
選手生活のほとんどは上位チームではなかったな

>>15
全然違うよ
広山はユース時代からトップクラスの選手で楽山と知名度も実績も全然違う
広山使えが馬鹿なのはその通りだけど

いいんじゃねーの
こういう人がいろんな国へ行って、その経験を日本に還元してくれれば
海外でそのままコーチ等、活躍するケースもあっていいと思うけど

欧州除けば東南アジア、アメリカが今のトレンドか
東南アジア、インドあたりには日本人プロ選手、５〜６０人はいるんじゃねｗ
そろそろ中東に行く選手がいても良いと思うｗ

キッカーズって名前がいい

>>32
だよなｗ
今でいえばなぜかパラグアイに渡った宇佐美を「Ａ代表で使え！」って言ってるようなもん。
いや当時は今の宇佐美以上の知名度だったかも。公文のＣＭとか出てたしｗＪリーグも今より衆目集めてたからな。

JEFのモオノキの人か。

初体験リッジモンド・ハイ

>>12
例えば誰？
まさか指宿とかなんて言わないよね？

まぁとりあえずがんばれ!キッカーズとしか言えない

ホクロの位置が違う双子がいたよな確か。

ヴェルディにいたのをなんとなく覚えてる

めちゃくちゃ頭いいらしいな

右の広山左の城定

小学校の頃やってたサッカーチームがキッカーズだった

野球選手なら

巨人に入団する事だけを目標に練習してるのに

Ｊリーグて

夢も希望も無いんだねｗｗｗ

広山の絶頂期はセロポルテーニョでリベルタドーレスに出て代表に呼ばれたときまで。
でもやっぱり期待ハズレだったからトルシエが使わなかったら
広山使えっていう当時の周りのプレッシャー凄かったな。結局海外いけばいーもんじゃないっていう海外組の幻想の終わりのはじまりというか。

>>12
現状も弁えないその厨二病全開な妄言恥ずかしくない？ｗ
現状海外でやってるほとんどは代表メンバー中心にJからのステップアップか
海外でやってる日本人の大多数はJで通用しなかった又は戦力外になった選手ばっかだろうが。
例外なんて指宿とか宮市くらいなもんだが、あれは特殊なケースだし。

バスケ・野球・アメフトにくらべるとサッカー人気はいまいちな国だと思ってたんだが、やっぱ国そのものの
デカさが違うだけあって、それなりの規模のマーケットはあるんだな。

がんばれキッカーズ

実力のみの自由競争ってスポーツだけだろ
アメリカだってバリバリコネ社会だぞ

>>45
巨人入団がゴールになってしまった奴がどれだけいることか
夢破れてうどん屋という新しい道があるけどな

>>15
お前の例えがヘタクソなせいで
いろいろと波紋を呼んでるぞw

師匠と廣山の放浪っぷりは、ここまでくると尊敬に値する

こういう人生っていいな　なんか憧れる

真の旅人は広山

日本三大旅人
鈴木隆行
廣山望
福田健二

「行って初めて分かる異なる環境を経験できて良かった」くらいの意味で言ってるのを
>>1のスレタイにするのはちょっと悪意感じる

ただ三部相当のUSLでもそこまで居住環境とかの面倒みてくれるてのは新鮮だったわ。
日本より相当家賃安いのかもなぁ

>>47
米ドラマを見てると子供がサッカー教室に通うシーンがわりとある
プロまで見据えてるかはしらんけど、金持ちが子供にやらす習い事としては当たり前になってるのかも。
バスケ・野球・アメフトはいまだに貧乏からのサクセスストーリ扱いだけど

>>11
まあな

>>19
藪のことか？
メジャー放出の後独立リーグに入ってしばし消息が途絶えたが、
昨季だったか日本に戻って楽天に入ったけど1年で戦力外になり
結局引退したぞ。
今はどこかでコーチやってなかったっけ・・・

まだプロ選手としてやってるのか
この人ストイックそうだったもんなぁ
頑張ってほしいな

>>57
そういやアメリカのAVにおける人妻物の冠で「サッカーママ」ってのがあったわw
それで通じるくらい一般的な習い事なんだね

千葉大は卒業したんだっけ？
廣山は頭が良いから、とっとと裏方に回ってくれたほうがいいんだがな

いい選手。水野みたいだった。Jレベルが急上昇する時代の選手で、
尻つぼみ気味なのが残念。海外経験を積んだ貴重な人材だし、
今後も日本にいい経験を伝えてほしい

>>56
同意、J2ディスりが主体のコメントのような印象を受けるな。
実際の記事は結構面白かった。

>>61
子供のサッカー教室の付き添いと称してそこのコーチと×××てのは
別に日本でも珍しくな・・・ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ

>>65
サッカーコーチとバツイチのサッカーママが結婚したのは俺も見たことがあるw

>>47
国民が多趣味国家だから。数うちゃひとつくらい才能がみつかるだろう、という発想。
当てれば大金持ちだからな。スポーツはできると奨学金の可能性もあるし、大学の入学審査でも有利になる。

アメリカでは、子供・学生は季節でプレーするスポーツを変えるのが普通だとかなんとか。

最終的には日本で監督して欲しいな。

誰だっけ

徳島の天才が一言↓

>>68
その最形態がディオン・サンダースだったり、マイケル・ジョーダンなのかな。
ロッドマンのプロレス挑戦はちょっと違うだろうけどw

浦和レッズ・原口まるで子供！“悪ふざけ”大きな代償 - スポーツ - ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/sports/soccer/news/20111212/soc1112121245003-n1.htm

だが、日本協会関係者は「一刻も早く浦和を出た方がいい。もっと厳しい環境で
やらないといけない」と“勘違い”する原口に気をもんでいる。

酷い言われようだなｗ

イロジャマは真の旅人。紀行文も写真も上手い
引退したら世界サッカー紀行みたいなCS番組やれや

>>68
プロでもボー・ジャクソンなんていたな、日本だと掛け持ちなんてとんでもないていう話になっちゃうけど
文字どうりのシーズンオフがある国だからか

公文式のおかげだな

将来は代理人かスカウトだな
良い経験積んでるよ

山雅正式に承認されたね！
またしても絶対負けられない相手が増えたわけで、嬉しいやら何やら…。

独立だろｗ

カッチカチやそ！

まあ、逆に師匠みたいにアメリカから水戸に”戻ってきた”選手だっているし、気が向いたら経験を活かすために日本に戻ってくればいいだけだわな

独立リーグ所属なのにカップ戦ではMLSのチームと戦えるってのは面白いね。
大学の同好会チームが大学選手権に出るようなものか

>>5にだれかレスしてあげなよｗ

インディリーグはFIFIワイルドカップには出れないのかな

福田は今どこ

メジャーリーグサッカー行けよ

最終的にKリーグもクビになってた前園さんやけど
今なぜかテレビで解説してはるで

広山はほんといい経験してる
人生楽しんでるなこの人は。

応援してるぞ！！

師匠、稲本、廣山などは「外向き」なんだと思う。

>>61
アメリカでは自分の生活を捨ててまでも子供の習い事等の教育に熱心な人のことをサッカーママと呼ぶ
AVのはSoccerとSuckerを掛けてるんじゃねｗ

サッカーマムな

>>82
いや、日本でいう天皇杯だって書いてあるだろ

J2なめてんのか
てか、独立リーグてJFL並だろｗ

>>57
サッカーマムのは見ててかなしい
スクールカーストで落ちぶれないように娘にサッカーをやらせるんだろ？
そして自分のためにも

俺も派遣で終わりたくないな

海外に行こうかな

＞「Ｊ２の選手のまま終わらなくて良かったな、と思っています」

戦力外通告を受けた選手が言う言葉か？

文盲だらけだな

>>67
アメリカはギフテッドの理念があるから

>>98
何それ。予定説みたいな後付けカルト選民思想のことか？

がんばれ、キッカーズで

>87
ゾノの場合はスターシステムで
潰した　って意識がマスコミにもあるからじゃね

>>101
・腐ってもブラジルを倒した五輪代表主将という肩書
・目玉焼き所属

まあJ2解雇になった選手はアメリカにトライアウト受けにいってみてもいいんじゃね？
JFLか、地域リーグの物好きか、シンガポールか、アメリカ独立リーグか。

将来はサッカー協会入りだろうな

>>57
サッカーだとそれらほど国内では金にはならないからサクセスストーリーは
描けないもんな

世界のクラブを渡り歩いてるのって福田と廣山くらいか？

かなり前にAERAの表紙になっていたのを覚えている。

昔のドラマや映画なんかだと子供がやってるのは野球なんだよな
でもこないだみた映画でも子供はサッカー習ってた
時代の変化だな