今季限りで退団することが決まった川崎のFWジュニーニョ(34)の銅像を、
ホームの等々力競技場に建立する計画が持ち上がっていることが1日、分かった。
2003年に入団し、07年得点王など9年間大活躍。その偉業をたたえるため、
サポーター有志が計画を立案した。費用1000万円程度をかけた
豪華ジュニーニョ像が等々力に出現しそうだ。
背番号10よ、永遠に―。11月25日のジュニーニョ退団発表後、サポーター有志が
すぐに動いた。発起人で川崎応援団「川崎華族」の小俣海人さんは「ジュニーニョが
川崎をここまで大きくしてくれた。今後、どこでプレーしようともこの偉業はたたえたい」と
感謝の念を示した。6日に行われる「ジュニーニョお別れ会」(等々力)の場で、
計画を発表する予定だ。
在籍9年間で213もの得点を積み重ねた最強助っ人。日本サッカー界での
銅像建立はカシマサッカースタジアムのジーコ像以来となるが、現役選手となると
極めて異例だ。銅像の制作費用は胸像の安いもので約300万円から作れるが、
全身の立像だと約700万円するという。今回、建立費用は基本的には
サポーターからの募金でまかなう計画だが、その予定額は実に1000万円。
超豪華な像が作れる金額で「それくらい集まる見通しはある」(小俣氏)と、
周囲から好感触を得ているという。
サポーター有志とクラブ側はすでに協議に入っており、「できるかぎりの協力はする」と
川崎関係者。共同で製作委員会を結成する流れになりそうだ。今後は、競技場を
所有する川崎市と調整を行い、それから具体的な準備に入るという。
J2から、J1で優勝争いできるクラブに押し上げたブラジル人FW。別れは惜しまれる。
だが、ホーム等々力に「ジュニーニョ像」という新名所が完成すれば、その偉業は
永遠のモノとなる。
ソース:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/jleague/news/20111201-OHT1T00348.htm