【Jリーグ】初J1を狙う鳥栖と徳島、三つ巴の昇格争いが熱い〜初の四国勢かJ2最古参クラブか〜

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1うんこなうρ ★
今季のJリーグもいよいよ大詰め。ついに、J1、J2とも2節を残すのみとなっている。

J1では、柏、G大阪、名古屋が優勝を争う一方で、福岡、山形のJ2降格がすでに決定。
降格の残る1枠は、甲府か、浦和か、という状況にある。

J2では、J1昇格争いが佳境に入っている。FC東京が優勝し、1年でのJ1復帰を決めたが、
残り2枠を巡る争いは、最後までもつれそうな雰囲気だ。

千葉、東京Vといった元・J1組が脱落していくなか、昇格争いは事実上、鳥栖、徳島、札幌
の3クラブに絞られた。このなかでJ1経験があるのは札幌のみだから、来季初昇格を果たす
クラブが誕生するのは、確実な状況にある。

なかでも、徳島が昇格すれば、四国勢としては初のJ1クラブ誕生となる。

とはいえ、'05年にJ2入りして以来、昨年の8位が最高順位の徳島にとって、昇格争い
そのものが初体験。'99年にも昇格争いをくぐり抜けた経験を持つ、大熊清・FC東京監督が
「選手には、早く決めたい、という焦りの気持ちが出てくる」と話すように、ここからは
プレッシャーとの戦いも強いられる。

■J2創設時からのクラブでJ1昇格経験がないのは、もはや鳥栖だけ。
美濃部直彦・徳島監督は、「クラブとしてこういう争いをしたことはないが、昇格を経験した
ことのある選手はたくさんいる」と不安説を振り払い、「プレッシャーを感じず、のびのびと
今までやってきたことをやり続けたい」と語るが、決して簡単なことではないだろう。

対照的に、クラブとしての経験という点では、鳥栖に一日の長がある。

Jリーグが2部制となった'99年、つまり、J2創設時の“オリジナルメンバー”でJ1昇格
経験がないのは、もはや鳥栖だけ。J2在籍13年の最古参クラブは、'06年には4位と、昇格
まであと一歩に迫った経験も持つ。

現時点で、その鳥栖が2位。勝ち点65で並ぶ徳島と、同62の札幌が続き、最終局面を迎えている。

J1初昇格を果たすのは、鳥栖か、徳島か、あるいはその両方か。いずれにしても、来季の
J1に、新たな歴史が刻まれることだけは間違いない。

http://number.bunshun.jp/articles/-/174146