国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の最終日、通算
9アンダー5位タイでスタートした小田孔明は、2番でボギーを先行させてしまった。
しかし、4番から3連続バーディを奪い、この時点で2位タイまで浮上していた。
4連続を狙った7番、3mのバーディパットを打とうとアドレスに入りかけたその時、
小田の背後でボールが着弾する音が響いた。咄嗟にアドレスを解いて振り向いたが、
もう一度アドレスに入って打ったボールは、カップに入ることはなかった。
後半もスコアを3つ伸ばして通算14アンダーの3位タイに入ったが、もしも7番の
パットが入っていたら、小田もプレーオフに進出していたことになる。
クラブハウスに戻った小田は「あいつ、許さねえ」と怒りを爆発させた。あいつとは、
7番のグリーン上でプレーしている小田の背後にボールを打ち込んだJ.B.パク(韓国)
のこと。
「信じられないっしょ。あいつ、ティグラウンドで『ゴー!』とか言ってたんすよ。
俺らがいるのに、乗せる気満々で打ってるってことでしょ」と、興奮は収まらない。
もちろん、許さねえという言葉は、きつく叱る程度のことなのだが、怒り心頭の
小田は肩を震わせてロッカールームに消えていった。
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