第82回都市対抗野球大会(毎日新聞社、日本野球連盟主催)は22日、開会式に引き続き、
1回戦3試合が行われた。開幕試合では、前回大会優勝の東芝(川崎市)が三菱重工神戸(神戸市)を
降し、連覇に向け好発進した。第2試合は、2大会連続8強の東京ガス(東京都)が総力戦の末
伯和ビクトリーズ(東広島市)を今大会初となるサヨナラ勝ちで振り切った。
第3試合は、地元の日本生命(大阪市)が、東日本大震災の被災地から出場の
七十七銀行(仙台市)との接戦を制し、4大会ぶりの初戦突破を果たした。
◇東芝4−0三菱重工神戸
投打のかみ合った東芝が快勝した。一回に4番・服部が大会第1号3ランを放ち先制。投げては
140キロ超の速球を繰り出す新垣が、三塁を踏ませず3安打完封と反撃のすきを与えなかった。
三菱重工神戸は先発・木林が1回しか持たずに降板したのが誤算だった。
◇東京ガス5−4伯和ビクトリーズ
東京ガスは八回、鮫島の左翼線への適時二塁打で2点差を追い付くと、九回は荒川、代打・植山の
長短打などで1死満塁とし、佐々木の左犠飛でサヨナラ勝ち。小刻みな継投も決まった。
伯和ビクトリーズは序盤にそつのない攻撃で先行したが、終盤、投手陣が力尽きた。
◇日本生命7−3七十七銀行
日本生命が7長打を含む13安打で打ち勝った。二回に二塁打2本で1点先取し、四回は4長打で
3点を追加。九回には多井の自身2本目の二塁打で2点を加え、突き放した。七十七銀行は六回に
4連打などで3点を返したが、八回無死一、二塁の反撃機を生かせなかった。
http://mainichi.jp/enta/sports/baseball/amateur/news/20111023k0000m050064000c.html