日本のサッカーは質の高いMFと、最近では疲れを知らないサイドバックの輩出に特徴があるように見受けられる。
だがここ数週間、ほとんどの世界のスカウトの目は、日本サッカー史上でも最も風変わりな選手に注がれた。ハーフナー・マイクという選手に。
沸いてくる疑問は、こんなところだろう。日本自慢の中盤やサイドバックではないが、昨季にヨーロッパのリーグを揺るがした日本人選手の足跡をたどることができるのだろうか?
私の答えは、「イエス」である。ここでは、その5つの理由をお話しよう。
1、肉体的強さ
日本人選手にとって一つの壁となるのが、日本という国自体のプレースタイルにより、あまりフィジカルコンタクトに慣れていないということである。
事例として、イタリアでの中村俊輔のことが頭に浮かぶ。細身のために、海を渡らないことにはタックルに対処ができないのだ。
だが彼の194センチという長身と、剣闘士のごとき肉体を備えたマイクには、こういった問題は起こらないはずだ。
それどころか、ほとんどのヨーロッパのチームにとって、彼は金の卵になる可能性がある。
2、技術
日本のサッカーは、「ボールと友達になる」ことに重きを置いている。多くのヨーロッパの有力選手の中でも、不器用で技術に関しては自信がない選手がしばしば見られるが、
マイクには技術面の素晴らしい素地がある。
より上のレベルで試す必要があるものの、J2で苦しんだカレン・ロバートもエールディヴィジのチームで先発するに十分な力があることを、すでに証明している。
マイクならば、さらにうまくやれるはずだ。
>>2以降に続く
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111018-00000008-goal-socc