2011年10月16日10時00分
提供:ゲンダイネット
<マジックワードは「○○の天才」>
「打たれ弱い」「すぐに諦める」――10代、20代に貼られるレッテルだ。
「新型うつ病」なんて言葉もある。実際、「わが子もひ弱で……」と嘆く前に、できることがある。
アテネ五輪体操男子金メダリストのメンタルトレーナー米田功氏(34)に聞いた。
米田氏は、「アスリートでなくても、メンタルトレーニングの効果は絶対出る」という。
「〈鉄棒の決勝でうまく演技できるだろうか〉と、〈最終面接で上がらずにアピールできるだろうか〉は、同じ不安です。
それを払拭するために〈俺ならできる〉と強く念じることがある。もちろんそれは大事。
でも、〈自分は弱い。それでもいいんだ〉と受け入れるところから訓練は始まるのです」
ウチの子はできるはず……親ならそう思いたい。が、まずは「ウチの子は弱いんだ」と受け入れることが肝心だ。
受験に失敗した、就活で面接に落ちた。うなだれて帰宅した子供にどう接しているだろう。
「気持ちを切り替えれば、次は大丈夫」
子供を傷つけず、励ますかのようなこの言葉には、実は大きな落とし穴がある。
「失敗して落ち込むと、誰しも〈プラス思考〉になろうとします。
でも〈失敗は仕方ない。忘れてやり直そう〉では、本質に目を向けたことになりません。
失敗の原因を突き詰め、対処法を発見しなければ、同じことを繰り返します」
http://news.livedoor.com/article/detail/5940946/ >>2以降に続く