阪神坂井信也オーナー(63=電鉄本社会長)が15日、神戸市内で後任人事について初めて言及した。
クライマックスシリーズ進出を逃せば真弓明信監督(58)が辞任する。
新監督について、外部招聘(しょうへい)か球団生え抜きかを問わず、
時間の期限も設けずに慎重に絞り込んでいく考えを明かした。
坂井オーナー 今の時点で何も制約はない。何も決まっているわけはない。1、2週間、それ以上かかってもいい。
(秋季)キャンプは今いる人に任せてもいい。コーチも選ばないといけないし、監督を決めるのは、それだけ大変なこと。
新監督候補として、日本ハムを今季で退団する梨田昌孝監督(58)、内部昇格の和田豊1軍打撃コーチ(49)、
元2軍監督の平田勝男氏(52=野球評論家)らの名前が挙がっている。
6年連続で優勝を逃しており、次期監督にはとにかく結果が求められるため、
拙速に結論を出すことだけは避けたいもようだ。
だからこそか、前日14日に巨人の渡辺恒雄球団会長(85)が
「落合なら阪神を強くできると思うよ」と次期監督候補に中日落合監督を推薦したことには強い不快感を示した。
「ナベツネさんは、ひどい。失礼だ。腹立たしい」。温厚なオーナーが珍しく、まくし立てていた。
[2011年10月16日8時0分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20111016-850535.html