Jリーグのテレビ放映権料が大幅減額となる可能性が出てきた。JリーグはCS放送「スカイパーフェクTV!」を
メーンにNHK、TBSと2007年から年間50億円の放映権契約を締結。この契約が今季限りで満了するが、
来季以降の契約更新の交渉が難航していることが判明。しかも大幅減額は避けられない見通しだという。
サッカー界の根幹とも言うべきJリーグが大きく揺らいでいる。
放映権についてJリーグは現在、契約更新に向け、関係各所と交渉している。
だが、Jリーグが当初期限としていた9月末までに契約はまとまらなかった。
「スカパー側も今までと同じ金額(推定で50億円のうち35億円)は出せないみたいだ。
加入者も伸びていないようで、TBSもJリーグから撤退したいらしい。交渉も難しいと聞くとし、
大幅減額となるのは間違いない」(民放局関係者)
今季のJリーグは東日本震災の影響などもあって、観客動員などで苦戦が続く上に
「(TBSやNHKが)地上波で中継しても視聴率は1?2%しか取れない」という惨状。
さらに全試合を生放送するスカパーも「中継費用がかかりすぎて、採算が合わない」と言われている。
そんな中で始まった交渉は序盤から難航。
「Jリーグは現状維持を狙っていたけど、30%の減額(約35億円)で交渉が始まったそうだ」(同関係者)。
つまり交渉のスタートラインがマイナス15億円というわけだ。
そこでJリーグ側は来季に向け、各テレビ局にとっても魅力あるコンテンツ作りに取り組んだ。
J1ではオールスター戦の復活。J2ではJ1昇格のプレーオフ制度を導入することを決めた。
年間50億円の放映権料の維持に向けたアピールを続けたが、現時点では契約がまとまっておらず、
来季以降のテレビ中継の見通しは立っていない。
>>2-3あたりに続きます
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